補助金申請は、お金をもらうことが目的にならないように

令和3年度の補助金、助成金の概要、応募条件が発表されました。

新型コロナウィルスの影響で、皆さん多かれ少なかれ事業に影響が出ていると思いますので、
新商品開発やサービス提供方法の変更など考えている方は上手く活用したいものです。
新型コロナウィルスの影響で、売上が伸びている人も、良い状態を続けるために
余裕があるうちに事業安定の仕組みを作っておきましょう。

「お金がもらえる」と聞くと、ついつい気になってしまう

 
今年度の補助金で活用される方が多いのは次の3種ではないでしょうか。
小規模事業者持続化補助金(一般型、低感染リスク型)
事業再構築補助金
ものづくり補助金

今年度は補助金の予算額が大きくなり、募集回数も多いので
「申請しなきゃ損!」
とばかりに、補助金活用を考える方が増えました。

ネット上にも補助金の条件、採択されるためのコツを伝える記事や動画があふれ
「事業再構築補助金は意外とハードル低いらしい」
「事業再構築補助金は申請額が大きくないと採択されにくいらしい」
などの噂が、まことしやかに飛び交っています。

もちろん、努力する事業者を国が応援するという施策が幅広く知られて、
必要な人に情報が届くのは望ましいことです。

補助金事業は申請だけでなく、実施や報告もエネルギーが要ります

 
補助金→お金がもらえる という視点から、申請することに必死になりがちです。

しかし
実際に採択されると、事業計画に記載した内容を実施するのも結構大変です。
通常の業務を進めながら、申請書に記載した新事業を期限内に着々と
進めていかなければいけません。

こちらの記事も参考にして下さい。
100万円の使い方、一人で管理できるかな【小規模事業者持続化補助金活用】

さらに
実施した内容を報告書にまとめて、事務局の人に確認してもらう必要があります。
適切な金額を適切に支払ったかの証明を揃えます。

例)チラシを作成し、1000枚印刷して配布した場合、次のような書類が必要になります。
・チラシデザインにかかる見積書、請求書、領収書、実際のチラシ
・1000枚をどのように配布したか分かる配布リスト
・送料の領収書

多くの人が、補助金の報告書だけで3センチくらいの厚さになるんです!


ある会員さんの報告書です。書類のコピーがぎっしり、3センチ以上!

国から頂けるお金はもちろんありがたいもの。

ただ、
「お金がもらえる、ラッキー、申請しないと損!」
という考えでは、採択されてからが大変です。

補助金は全額が支給されるわけではないので、持ち出しもあります。
特にやろうと思ってなかったけど、補助金が欲しいから申請したという事業では、
何のために申請しているのか分からなくなります。
頂くお金以上に、必要な手間、出費もそれなりなのです。

現状を改善するために、本当にやりたいことは何?

 
正直、補助金がもらえても、もらえなくても取り組む事業に対して申請するというのが本来の形だと思います。
(私も、申請が目的になっていた時期がありました。そこで反省したから、このコラムです)

今、どうしても取り組みたい事業がある。
これを国が資金的に応援してくれたら助かる!
このような視点で、ご自身の事業と補助金制度を考えてみて下さい。


補助金に採択されると、注意点がまとめられた分厚い封筒がとどきます。

補助金は、お金がもらえることだけでなく、事業計画書をまとめる機会にもなるので
頭を整理して書類に落とし込む機会と捉えると意味があります。

わくらくでは、皆さんの状況に合わせてやりたいことを形にする方法をお伝えします。
補助金が上手く活用できそうなら、活用方法に落とし込みます。
融資の方が良いようなら、金融機関の方とお繋ぎします。

自分の事業で補助金が活用できるか気になる人は、気軽に入会説明会に来てください。

あてはまる方はわくらく入会説明会へお越し下さい

□補助金や助成金に興味があるがよく分からない
□起業仲間が欲しい
□実際に起業している人の話を聞きたい
□自分がやりたいことが仕事になるのか相談したい
□イキイキと仕事を楽しんでいる女性と仲間になりたい
□売上の頭打ちを感じている
□三根の話を聞きたい

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