仕切

西谷 伸子さん

会社名
Angel Touch
設立
2009年9月1日
所在地
堺市西区津久野町1-13-1 プレミストプリマガーデン708号
電話番号
072-274-3599  080-6108-9068
事業内容
ベビーマッサージセラピスト、講師養成スクール
代表者
西谷伸子
ホームページ
Angel TouchのHP
E-mail
ny1209@gd6.so-net.ne.jp

インタビュー

第4回目はベビーマッサージ教室 Angel Touch を主催をされている、西谷伸子さんです。

― 事業について教えてください。

西谷 ベビーマッサージ教室を13年やっています。ベビーマッサージって一般の方は知らない方も多いかと思うのですが、赤ちゃんとお母さん、パパさんでも良いんですけれども、「ふれあいのコミュニケーション」です。マッサージと言っているけれど、コミュニケーションをこういう風にやるんだよっていうのをお伝えしています。ベビーマッサージをすると何が良いのってよく聞かれるんですが、もちろん便秘の解消とか、寝つきが良くなるとかの身体的な解消があるだけでなく、親子のつながりができて、コミュニケーションが取れるようになるっていうことで、赤ちゃんの頃からできる遊びという感じです。赤ちゃんとの遊び方がわからないというお母さんも多いので、ベビーマッサージを通して、遊んであげたり、心のつながりができたりするということをお伝えしています。赤ちゃんも喜んでくれるんですけど、赤ちゃんだけじゃなくて育児に疲れたお母さんが癒されるし、グループでやるお教室だとお母さん同士のつながりができるので、それをメインに来てくれる方も多いです。おしゃべりをしたいって方が結構多いですね。コロナ禍でもやってほしいっていう声が多かったので完全に中止にする期間は短かったです。皆さん、コロナの時は特に外に出たいという人が多かったですね。公の場所はどうしても閉めざるを得ないので、私みたいな個人でやっているところは個人の判断でできるのでやらせていただいてました。

 

― お母さんと赤ちゃんのふれあいの時間を持つことで、どんなことが変わってくるのですか?

西谷 家ではぐずぐず言ってた赤ちゃんが、ベビーマッサージをするようになってから、機嫌の悪い時間が減ったとか、あと寝る時間に寝つきが良くなったというのはよく聞きますね。赤ちゃんにも便秘があって、お腹のマッサージや足裏のマッサージをすることで刺激されて内臓が動いてくれるので便秘解消するっていうのは即効性があるので、お教室来ていただいた日に帰ってすぐに赤ちゃんのうんちが出たっていう人もいますね。赤ちゃんは便秘だと機嫌が悪くなるんですけど、お母さんがなぜ赤ちゃんが機嫌が悪いのかがわからない場合もあるので、ベビーマッサージでそういった事例をお伝えしています。お母さんも動くので血行が良くなって元気になりますね。

 

― ベビーマッサージを始めて、嬉しかったことはありますか?

西谷 しんどそうに育児をしていた暗い感じだったお母さんが、初めてベビーマッサージを体験しに来て赤ちゃんがすごく笑ってくれたのを見て、「うちの子、こんなに笑ってくれるんだ」というふうにすごく喜んでくれたことです。赤ちゃんの笑顔も嬉しいですけど、そういうお母さんの笑顔を見たときが一番嬉しいですね。お母さんはやっぱり大変ですからね。実は私は自分の子どもにはベビーマッサージをやっていないんですよ。最初の頃は本当に効果があるのかなっていうのを意外にわからずにやっていたんですけど、来てくれるお母さんをずっと見ていてすごく効果があるというのを感じました。親子のコミュニケーションで、情緒が安定するとか笑顔が増えるとか、赤ちゃんもお母さんもだんだん元気になっていくんです。ふれあって愛情をもらった赤ちゃんは大きくなってから、自分の愛情を周りのお友達とかに伝えられたりできるようになるんです。大人になってからは自分の子どもに返していくようになりますね。今よく言われている虐待とかは、自分が大きくなって虐待してしまうということもあるんです。赤ちゃんの時はお母さんと密に24時間一緒にいるので、お母さんにとっても大切な時間だし、赤ちゃんにとっても大切な時間ですね。ベビーマッサージはいつまでとかはなく、少しずつやり方は変わってきますが、幼稚園でも小学生でもずっと続けてもらえます。実は大人にしても気持ちいいんですよね。

― 赤ちゃんもお母さんも笑顔になるって素敵ですね。ベビーマッサージを始めたのはどのようなきっかけだったのですか?

西谷 結婚してからはずっと専業主婦で、娘が幼稚園に入るタイミングで始めました。娘はすごく人見知りで私の傍を離れない子だったので自由が利かなかったんです。娘が幼稚園に入ったら動けるので、せっかくやるなら自分ができることで、誰かの役に立つことをしたいと思っていました。いろいろ調べた結果、「ベビーマッサージ」というのを知って、何もできない私でもできるかなと思い、勉強して資格を取りました。起業するという意気込みではなく、最初は近所で地域の人にお教室みたいなのをできたら良いなと思って始めました。専業主婦で、妻と親でしかない中で、社会とつながりたいという思いがあったのでそれがきっかけですね。徐々に来てくださる方が増えて少しずつ大きくなった感じです。

 

― 育児中のお母さんと社会の繋がりって大事なのですね。

西谷 孤独の育児っていうじゃないですか。私は38歳で娘を生んだので高齢出産なんですけど、夫の仕事の関係で海外のシンガポールにいたんですよね。実家の千葉に帰って出産して、2か月くらいでシンガポールに戻りました。周りに話す人が身近にいない中で、誰でもいいから話したかったので、よくショッピングセンターに行って暇そうな店員さんをつかまえて話していましたね。シンガポールは親日的で、子供に優しいので、街やレストランとかで子どもを連れていると通りすがりの人が抱っこしてくれたりします。でも悩みを話せる人が身近にいなかったですね。その経験があるので孤独育児はよくないと実感しています。今のお教室でもおしゃべりタイムっていうのを大切にしていますね。ただ私が出産した17年前はインターネットも今みたいに流行っていなかったので、情報に惑わされなかったのは良かったです。35歳以上で第一子を産む人が高齢出産というんですけど、今はお仕事してらっしゃる方も多く高齢出産って多いので、普通ですね。月1回ほど高齢出産のままのお話会というのをオンラインで無料で開催しています。

― 事業を続けてこられた中でご苦労されたことはありますか?

西谷 やっぱり集客ができないときですね。長くやってるともちろん波があるので、原因がわからないときはどうしてだろうと考えます。その中でも、初心に帰って、目の前のお母さんに一生懸命向き合っているとまた良くなって来ているのかなという気はしますね。波がある時は、セミナーを受けに行ったり、人に会ってお話を聞いたり、いつもとは違うことを試してみたりと自分から行動を起こすようにしています。

 

― 普段、時間の使い方はどのように工夫されていますか?

西谷 お教室は午前中が多いですね。ランチがついているとお昼すぎまでのときもあります。移動の間にブログを書いたり、写真の整理をしたりします。SNSの発信はお教室をやったらすぐに出したいので、なるべく手っ取り早くできるように、事前にフォーマットを作っておいて、できるだけ終わったらその日中にアップするようにしています。時間を区切って何時までにやるというのを決めて、時間を計ってブログを書いたりもします。休憩も取るのでズルズルしないように時間を決めるのは大切ですね。私は朝型なので、夜にすると眠くて誤字脱字が多くなってしまうんです。家ではおやつを食べたり、好きなコーヒーを飲んだりして、息抜きしていますね。たまに仕事と関係のない友達と食事に行っておしゃべりして美味しいものを食べるのが一番の息抜きかもしれないですね。あと1日1回1時間くらい、基本的には朝が多いですが空いている時間に、ウォーキングをしています。私にとっては歩くのがリフレッシュになるので、20年続けています。歩いている時は考えるだけしかできないので、良いアイデアが浮かんだりします。歩かないと調子が悪いというか、歩きたい!という感じです。仕事が忙しくて歩けないときは時々ありますが、体調が悪くて歩かないことはないです。歩いたほうが元気になります。

― わくらくの思い出はありますか?

西谷 わくらくに入会したのは去年の4月からなのでまだ1年たっていなくて、わくらく会員さんもまだぜんぜん知らない感じです。三根さんのブログはすごく前から見ていて、女性が起業するのをサポートされている方もおられるのだと思っていたんですけど、雲の上の存在という感じでした。入会したきっかけは、自分自身を変えたいというのと、人との違うつながりができたら良いなということです。ずっと同じベビーマッサージをやっていて、途中でコロナがあって、大打撃ということではなかったんですが、やはり考えることがあっていろいろな変化があったので、これから長い目で見たときに違うきっかけか何かをつかめたら良いなと思って入会させていただきました。思い出はイベントですね。夏まつりとクリスマス会に参加させていただいて、そこで繋がりができた方もいて、今も繋がっていていろいろと教えていただいたりというのが良い思い出になりました。

 

― これからの夢を教えてください。

西谷 お母さんだけでなく若い人や学生さんにふれあいの大切さを伝えていきたいと思っています。結婚する前や出産する前から赤ちゃんとのふれあいの大切さを知ってもらって、お母さんになった時にマッサージやふれあいをしてもらいたいです。働いているお母さんで1年くらい育児休暇を取る方もいるので、その間にふれあいをやっていくと、その後忙しくてできない期間があっても、赤ちゃんはその時のことを覚えているので、密な関係を作っていくと大きくなった時に絆ができていくかなと思います。反抗期があっても、小さい時の絆があると反抗期を超えられるというか、絆づくりをしていると軸があるのでちゃんと戻って来れると思います。

― 親子のふれあいの大切さを学ばせていただきました。たくさんの若い人に知っていただけると良いですね!貴重なお話をありがとうございました。

「わくらくってどんなところ?」と、ご興味を持たれている方

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