9月~11月は起業セミナー、創業塾が増える時期です。
無料や低価格で学べるセミナーも多いので、起業初期の方はうまく活用したいですね。
私も9月~11月にかけて、あちこちのセミナーに登壇します。
苦しい時に私が救われたこと
あるトークセッションで「苦しいときを乗り越えるためのコツ」について尋ねられました。
苦しかったことは色々とあるのですが、当時は乗り切るために必死でした。
わくらくを立ち上げた当初も、初めての経験に分からないことばかりでした。
もともと理系女子で、男性ばかりの学生生活、職場で過ごしてきたので、女性が多い環境で何を大切にしたら良いのか分かって無かったのです。
成功するためのロジックでどんどん進み、女性が大切にしている感情の部分を置き去りにしていました。
ある時、一気に会員さんの不満が爆発!主要メンバーが一斉に退会という状況になりました。
会員さんの感情に気づかずに突き進んできたので、何が起こったのか、何が悪かったのか分からずに呆然としました。
その時に救われたのは、夜中に泣きながら電話しても話を聞いてくれる相手がいた事です。
そして、その方が、私のことを否定することもアドバイスすることもなく、じっと受け止めて下さったことで冷静になることができました。
自分のことを受け入れてくれるメンターの存在
もし、この時に
「三根さん、こうしたら良かったんだよ」
とアドバイスされていたら、さらに落ち込んでいたかもしれません。
私のことを思ってのアドバイスでも、落ち込んでいる時は素直に心に届きにくいものです。
話を聞いてくれた方々は
「大変だったね。わかるよ」
と共感し、寄り添ってくれました。その事で安心することができました。
起業したばかりの頃は、慣れないことばかりで、予想外の出来事も頻発します。
仕事に集中しすぎて、プライベートがギクシャクしてしまうこともあります。
私もそうでした。
そんな時、話を聞いてくれる人、自分を受け止めてくれるメンターがいると救われます。
自信を取り戻して、解決策を考える余裕が早く生まれます。
人に甘えることが相手の喜びになる
起業を目指す女性に意識して欲しいのは、甘え上手になること。
女性は真面目で責任感が強いので、人に甘えられない、相談するのも申し訳ないと思う方が多いように感じます。
何でも自分で抱え込んでしまわれるのです。
ただ、全てのことを一人で抱え込むとパンクしてしまうことも多いです。
復活にも時間がかかります。
ぜひ、自分のことを受け止めてくれるメンターを見つけて下さい。
甘えたり、頼ったりしたら申し訳ないと思われるかもしれませんが、人は頼られたら嬉しいものです。
私も、自分で抱えきれなくなった時、切羽詰って相談しましたが
「頼りにしてくれてありがとう」
と言ってもらいました。
頼ることで、相手も必要とされている喜びを感じておられます。
困った時はお互い様です。
誰かに甘えて申し訳ないと思うなら、今度は誰かが困っている時に親身になってあげましょう。
健やかに息長く起業人生を歩むためにも、自立しながら頼り合う関係性を築いていきましょう。