今年初めてのオンライン起業塾のテーマは、
「組織でも個人を売り出す時代」でした。
会社にいても個性を活かしながら活躍していくことについて、
面白い試みをされているケーキ屋さんがあるそうです。
大阪市内にあるhannocというケーキ屋さんです。
コンセプトは「パティシエをもっとクリエイティブに」ということで、
若手パティシエさんがそれぞれの感性を生かしてケーキを作られています。
ガラスケースに並んだケーキの札にはパティシエさんの顔が
載っていて誰が作ったかわかるようになっていたり、
お店の中はガラス張りになっていて、
厨房で作っている人が見える仕組みだそうです。
HPではパティシエ一人一人の紹介ページがあり、
公式Instagramのリールでは、個人の作品の紹介をしていて、
さらにパティシエさん個人のアカウントも運営されています。
“どのケーキを選ぶ”かというよりも、
“誰が作ったケーキを選ぶ”かという工夫がなされている
ということでとても興味深かったです。
これからは“個人の人柄のストーリーを買っていく時代”に
なっていくだろうと言うことで、
商品のPRの仕方や買っていただくための
仕掛け方が変わっていきそうですね。
パティシエさんをはじめ、料理人さんや美容師さんなど
多くの技術職のなかで技術のある人が
経営にも長けているかというとそういうわけではなく
技術を追求することと、経営が上手いことは別物である
というお話もありました。
様々な職種で、個性を活かしながら活躍できる場所が
どんどん増えていくと良いなと思います。