米谷 廣美さん
- 会社名
- 米谷治療院
- 設立
- 1983年4月
- 所在地
- 大阪市淀川区新北野1-3-4-1204
- 電話番号
- 090-9994-7100
- 事業内容
- ヨガ・整体・シリカを組み合わせ 心と体をより元気にするサポートをしています。
- 代表者
- 米谷 廣美
- ホームページ
- 米谷治療院 ホームページ
- komeyoga8@gmail.com
第7回目は米谷治療院でヨガ講師・整体・シリカを取り扱ってらっしゃる米谷廣美さんです。
― どのようなお仕事をされているのですか?
米谷 ヨガ講師と整体とミネラルの1つシリカ(ケイ素)を組み合わせ、身体を整えるサポートをしています。阪急の十三駅の近くで、鍼灸整体師の父と一緒に活動をしています。14年前に私自身が一人でヨガの活動を始めました。一人で会場を借りて練習をしている中で、ヨガの資格を取るための勉強として、最初は無料で近所の人に来ていただくところから1つ目の場所ができました。その後、通っている美容室で「うちでヨガしてみない?」と言われて美容室のお客様に、オーナーからお声がけしていただき2つ目のヨガの場所ができました。その頃にはレッスン代をいただくようになっていましたが、参加者の方が「また来たい。」と言ってくださったので「これはいける!」と思って自信がつき、地域のフリーペーパーに案内を出しました。10年前だったので電話で、結構な数のお問い合わせがあって、たくさん会場に来ていただいたおかげでその場所に入りきらなくなりました。そこで米谷治療院は日曜日が休みなので、「日曜日に治療院のベッドを全部よけてヨガのレッスンに使いたい」ということを父にお願いしました。90分レッスンを3回することから始めました。来てくださる方が増えてとても嬉しかったです。
― そこから治療院でのヨガが始まったのですね!
米谷 そうですね。さらにその頃に大阪市の交流センターでヨガ講師として呼ばれました。30名くらいの前でするヨガ講座を、年に4回開催したのですが、自分で集客しなくても、淀川区の回覧板として大阪市がシーズン毎にチラシを配ってくれるということで、地域の人に知っていただけてありがたかったです。生徒さんがどんどん増えたので、ヨガレッスンを開催できる会場をさらに増やそうと思って、地域の会場、神津会館の空いている曜日に、ヨガレッスンをすることにしました。でも無理がたたりまして……ある日、強制ストップがかかってしまいました。ヨガ講師の他にヘルパーと喫茶店の仕事もしていたので、身体を酷使しすぎていたこと、自分でその違和感に気づいていなくて、ヘルパーの仕事中にぎっくり腰になってしまったんです。父の整体で調整をしてもらって良くなってはいくけれど、“身体を治療している自分”と“健康を伝えている自分”という相反する私が共存していました。「できないはずがない」という気持ちで、さらに無理をしながら身体を動かし続けていたので、また強制ストップがかかりました。身体が全然動かない状態になり、結局、腰の手術をする状態になってしまったんです。せっかくレッスンに来ていただいているお客さんに対して、自分以外に変わりがいないと思ってかたくなにやり続けてしまってたのが良くなかったです。
― 動かなくなるまで酷使されていたんですね……。
米谷 はい。一旦すべてのレッスンが中止になったけど、生徒さんから「続けて欲しい」というお声をいただき、父が日曜日のクラスを代行してくれました。父は整体師として身体のことを勉強してきているので、ヨガではなく「“自分で自分をほぐす自力体操”としてできる」ということで、そこから私と父は整体とヨガをミックスさせた「自力整体ヨガ」をお伝えするということを始めました。生徒さんの中には、膝の手術をしていたり、肩にボルトが入っていたり、すべり症の方だったり、ヨガのポーズが難しい方もいらっしゃっいます。60分間ゆっくりと呼吸に意識を向けて、自分の身体を動かす時間を集中的に作るというコンセプトで、7~8年続いています。
― 身体が動かなくなったことが転機となって、新しいことが動き出したということですね。
米谷 手術の後は思うように身体を動かせなかったけれど、座ることはできたので保険営業として、生命保険の勉強をしました。保険営業はお金の問題とか病気への不安というのを解決することでしたが、私にはあまりにも向いていなくて、辞めることになりました。ですが、健康になりたい人や綺麗になりたい人を、めちゃくちゃ応援したいという自分の気持ちを再確認できました。それまでも、エステのお仕事、椅子に座って作業する工場のお仕事、ヘルパーや喫茶店の店員なども経験してきました。自分で体験して、自分の中で感じたことが一番大事だと思って動くので、向いているor向いていないというのもやってみないとわからないと思っています。話が変わりますが、元々、私自身がすごく肌が弱くて、高校生の頃からひどいニキビができて赤ら顔だったので、それを何とかしたくてものすごくたくさんの健康本を読んでいました。母も同じように好きで、家にたくさんある健康本や健康雑誌を読むのが私たちの習慣でした。その中で自然療法が良いなと思うようになりました。薬とか漢方とかを試して一時的に赤味は落ち着くけど、それらをずっと付け続けるのかなと不安な思いがあったからです。自然療法ではありませんが、最新のエステを受けてみたいという思いもあって、それを受けるには最新の情報を学べるところに行くのが良いと思ったんです。それで高校を卒業してから、エステの専門学校に通いました。でもエステの専門学校ではエステの技の練習をするのに自分の顔を練習モデルにしなければいけないで、肌の弱い私には向いていませんでした。次に、身体のエステに進んだのですが、瘦身エステって寝転がってるだけでは痩せないんですよね。身体を動かして、エステのメンテナンスをして、さらに食事のコントロールをしないと健康的じゃないし、それらを持続しないなといけないんです。そういうのを実際に見ていて、身体を動かす事をメインにした方が、心身共にスッキリするんじゃないかな?と思っていました。
― ご自身の経験から、健康になりたい人や綺麗になりたい人を応援したいという思いがヨガに繋がったのですか?
米谷 はい。自分が健康になり、周りの人にも健康になってほしい!という思いがあり、ヨガに繋がっていきました。私と同じように、何をしたらいいいのか?分からない方が多いのではないか?と思っています。自分の中でずっとモヤモヤがあって、身体が硬いとか、疲れやすいとか、どうケアしたらいいのかがわからないというのがありました。あまり運動は得意ではないし、筋トレも得意ではなかったです。友達がバトミントンとか卓球とか誘ってくれるのですが、運動が得意じゃないから、試合となると足を引っ張る状態になってしまうんですよね。足を引っ張り申し訳なくなり、続けることが出来ませんでした。20歳くらいからヨガの教室に通っていて、辞めたりやったりしている中で、自分の中にヨガは必要と思っていることがわかり、ヨガを辞めないようにするにはどうしたら良いかと考えて、26歳の時にインストラクターになるための講座を受けました。健康本を読んでいる中でも、自然療法や心理学などヨガとの繋がりがあることを知って、さらに勉強が楽しくなりました。ヨガは自分のペースでコツコツできるので、私にはこれが合うとなりました。ヨガは小さなスペースでできるし、こだわれば色々とありますが基本的には道具を沢山そろえなくてもできるし、自分の持っているものを最大限に使って始められたというのが大きいです。今はヨガと自力体操をメインにして開催しています。場所は、米谷治療院と、会場1つと、ヨガの生徒さんのお家への出張という形式でさせていただいています。
― 事業をしている中で、ご苦労されたことはありますか?
米谷 しんどい思いをしたのは、小さい時からアトピーアレルギーがひどくて、気になるから触ってしまって気づいたら真っ赤になっている状態を繰り返していたことです。原因不明で、症状に波はありますが2年前くらいまでひどい状態が続いていました。水素バーに通ったり、はちみつ断食をしたり、いろいろ試しました。リラックスしたくても交感神経が優位の時は眠れなくて、かゆみで神経がピリピリとなっていました。オーガニック商品を扱う友人が、「シリカ(ケイ素)についてのセミナーがあるよ。先生がとても面白いし、漫談聞くつもりで参加してみたら?」と誘ってくれたので聞きに行きました。その時に、私と同じ症状だった女の子の症状が和らいだことを聞いて、私も早速試してみました。すると症状が落ち着く時間が長くなったんです。身体が火照っているのが沈静される感じがあったので、自分で使うだけでなく、誰かの辛い状態が緩和したら嬉しいと思い治療院で取り扱うようにもなりました。シリカに出会った時は、「これまでもいろいろと製品を試してきているし、これもまた効果ないんじゃないかな」と心の中で思っている自分もいましたが、「もう最後の頼み~!信じてみよう!」という思いで使いました。
― 長年アトピーで悩まれていた症状が改善されて、どんな気持ちでしたか?
米谷 とても嬉しかったです。ありがたいことにアレルギーで悩んでいた肌が、常時安定したとなると、人間って欲が出てくるんですよね。もっと良くしたいし、もっと綺麗になりたいと思ってしまいます。次に、骨にアクセスする「骨ツボ小顔ケア」というものに出会いました。それを今、学んでいるのがすごく楽しいです。今まで学んできたのは肌の表面を綺麗にすることで、それもとても大切です。さらに整体は肌の奥の筋肉層に働きかけますが、それよりもさらに奥にある骨に働きかけます。「骨ツボ小顔ケア」は、骨のふちに老廃物が貯まっている身体の違和感をとらえ、皮膚摩擦なしで、骨をケアしていきます。パソコンやスマホを使用するのが日常になっている現代人にとって、後頭部からのケアは、今後必要になってくる知識や技だと感じています。目の疲れ、首や肩の疲れ、頭のネガティブ思考など、後頭部に集まってきます。疲れが溜まってくると顔がむくんだり、目がはれぼったくなったりするんです。悩みを緩和する1つの手段になると思っています。骨つぼ小顔ケアは寝転がってします。やっていると皆さん爆睡しています。(笑)
― 1日のスケジュールを教えてください。
米谷 朝6時半くらいには起きて、胡坐の姿勢で両手を合唱して体の中の中心軸が整うように息をします。気功になるんですけど、自分の中に流れているものを感じるということをどれだけ忙しくても2~3分は必ずします。朝はスープだけもしくは、お昼を食べれない日はしっかり朝食を食べるという風に調整をしています。午前中にブログ投稿前のチェックをしてSNSにあげます。出かける前の掃除は、シリカスプレーを部屋中に振りかけてクイックルワイパーで拭くようにしています。午前中にレッスンがあれば出かけていくという感じで1日が始まります。
― わくらくの思い出はありますか?
米谷 わくらくさんに入って、4~5年たつと思うんですけど、三根さんがいつも軽やかにお声をかけてくださるのがありがたいです。自分の中でなかなか動けなくて、これやって良いのかなと迷っていたりする時に、「お仕事PR会出てみない?」とか、今年はリウムスマイルさんのブログ100日チャレンジに挑戦していて、その記事を読んで「記事の内容良いから、追記してわくらく通信書いてみない?」と声をかけてくださったりと、三根さんが言ってくださったことが、思い出というよりも、自分の成長になるっていうのがあります。
― これからの夢を教えてください!
米谷 1つは実現しているところがあって、ヨガと整体のレッスンが広がってそこに家族が参加してくれたら嬉しいなと思っていたんです。最初は、父と私で始めていたことが、離婚して離れて暮らしている母も参加してくれて、妹も時々参加してくれています。家族で再び、コミュニケーションが取れるようになりました。家族が集まれる環境をずっと作りたいと思っていたけど、どうすればいいのかがわからなかったんです。さらに、家族だけでなくヨガの生徒さんとも、会えば会うほど親しくなって距離が縮まりました。あと、毎月1回は「米ヨガの日」としてランチ会やイベントなどもしていきたいと思っています。ふと、振り返ってみると夢が少しずつ叶っていることに気が付きました。今後は、リハビリを卒業した方へ、定期的にカラダをメンテナンスする場所になるように、ますます、ヨガと整体の内容をより良くしていきたいです。主治医の先生に、適度な運動をしてくださいね!と言われるそうですが、手術していたりすると身体もしんどかったりするので、どういう風に運動をしたらいいか分からず不安だという相談を受けることがあります。心と体の問題だけではなく、生きていく上で必要なことが、ここに来れば悩んでいることが解決したり&未来に希望が持てるという場所を作りたいです。そうなるために、信頼できる方々を、ご紹介できるように自分の力を付けていきたいです。今は、父に雇われている立場ですが、2~3年後には私が経営をできるようになりたいと思っています。
― ヨガを通じてご家族が集まる環境をつくりたいという夢が実現しているってとてもすごいことですね!さらなる夢の実現も応援しております。本日はありがとうございました。