仕切

飯田 麻紀子さん

会社名
フリーランス
設立
2014年
所在地
大阪府大阪市中央区本町4丁目2−12 野村不動産御堂筋本町ビル 8F billage OSAKA
電話番号
080-4239-4868
事業内容
イベントの司会企画・英語代用スタッフ、ハンドメイドアクセサリー作家
代表者
飯田 麻紀子
ホームページ
https://ameblo.jp/makiko-iida/
E-mail
makiko.12.08mc@gmail.com

インタビュー

第9回目は、イベントの司会・MC業を中心に活動されている飯田麻紀子さんにお話しを伺いしました。

 

―どのようなお仕事をされているのですか?

飯田 今、イベントの司会、MC、そしてアシスタントディレクターいわゆるADと呼ばれている仕事をしています。また英語代用スタッフとしても動いています。他には、プライベートの方では、ハンドメイドアクセサリーのオンラインショップでの販売、TikTokのライバー、アメーバブログのブロガーもやっています。

 ―司会のお仕事を始めたきっかけは何ですか?

飯田 大学卒業してから経理事務の仕事をしていましたが、転職を考えました。転職先がすぐに決まるものではないので、資格などの勉強と並行して、1~2カ月の間派遣の事務所に登録しました。土日にショッピングモールでのイベントで賑わいをもたせるお仕事です。たまたまそのイベントではMCさんがいらして、その周りで盛り上げるだけだと思っていたのですが、MCさんが休憩に行っている間に「よかったらマイクを持って。原稿書いとくから。その通り 喋ったらいいから。」と喋るように言われました。人生で初めてマイクを持ちました。それが今の仕事を始めたきっかけです。20代の頃はひたすらパソコンのスクール通ったり、日商簿記の勉強したり、FP資格も取得しました。アフター5にはお料理教室にも通って、自分でも「私頑張っているな」と思いました。キャリアウーマンとして働くことをイメージして転職を考えていたのですが……。実は、転職サイトを開いた瞬間、めまいがして違和感を感じました。「なんか違う」と思ったんです。

―違和感に気づけるってすごいことだと思います。

飯田 ほんとですか?それは嬉しいです。バリバリとキャリアウーマンで働くのが当然の時代で、起業している人も同級生にいなくて、独立ってお父さんの仕事を継いだ人とかしかいなかったです。そういう意味で、周りの目があったので、転職のことは本当に誰にも言えなかったです。家では、将来は絶対公務員になるのが一番って言われて育ったんですが、私はそれもまた何か違うのかなみたいな思いがありました。公務員試験受けて、本当に頑張って仕事している方々のことは尊敬してます。ただ、私は 将来どうしたいかなって考えた時に 何か違うかなって思いました。大学卒業の時は、法科大学院行くか、公務員になるか、一般の企業に勤めるかの3つのうちどれかでした。

 ―ご家族にはどのようにお話されたのですか?

飯田 長い間、家族には仕事のことを面と向かって言えませんでした。近所の人が家に来て「最近麻紀子ちゃんは何してんの?」って言われた時に、「医療関係の司会とかやってて~」みたいな感じで話しました。家族はびっくりしてました。実家で暮らしているので、司会やMCの仕事をしていて、そこからどんどん仕事を広げてるっていうのは家族も分かってくれてたとは思うのですが、直接はっきりと話したことはなかったので。 

 ―初めてマイクを持たされたときは、どのように感じましたか?

飯田 びっくりしました。マイクを持つことは、仕事内容には入っていなかったので、絶対にしないだろうと思っていたからです。後日、契約外の仕事をしてしまったことに不安を感じて、その事務所に話をしに行ったら「マイクを持った経験があるんだったら、また他に、どんどん仕事があったらお願いします」と言われました。その時「これはまずいぞ」と思いました。ただマイクをもって話すのはとても楽しかったので、(また仕事も入ってきて)将来的にこういう仕事で幅広げていくのであれば、スクールに通った方がいいなと思ったんです。知人の紹介で、ブライダルの司会をされている方のスクールに通いました。ご自宅で教えていらっしゃるのですが、中学生の頃から芸能界で活動されていて、私と全然違う世界にいた人なので、この人だったら教わりたいと思いました。司会や原稿の書き方だけでなく、人生観みたいなのを学ばせてもらいました。その後イベント事務所も変わり、本格的にMCの活動をしています。


―学生時代に例えば放送部に所属されていたとか、そういったご経験はありましたか?

飯田 それが全くないんですよ!学生時代は試食のアルバイトが好きで、スーパーで試食販売をしていました。当時は写真を撮られるのも嫌ですし……。今の仕事だったら、撮ってくださいという感じですが。だから学生時代の友人たちには、すごく驚かれます。学生時代は、図書室地下2階の1人席で静かに本を読むのが好きでした。携帯の電波も届かず遮断される場所で、すごく集中できる環境だったので、それくらい目立たないように頑張っていたんですけど……。高校卒業後20年の同窓会で、幹事さんから司会を任してもらえたときに、当日は会場がワーッとなるくらい驚かれました。本当に地味な生活を好んでいます。

 

―お仕事のやりがいはどのようなことですか?

飯田 家電量販店のイベントでは、大きな電化製品だと単価が高いので、1個売れたらボンと売上も上がるという点でやりがいはあったんですけど、売り上げに繋がらなかったらどうしようという不安もありました。初めてマイクを持って、原稿通りにしゃべったときは楽しかったですし、イベントが成功して、立体的にみんなで作り上げていく仕事ってこういうものなんだっていうのを、初めて知ったことでやりがいを感じました。

 ―お仕事で苦労したことはありますか?

飯田 現場での人間関係ですね。クライアントさんはいろんなところから来ておられる方多いので、イベント会場の関係者さん、そのイベントで紹介する商材のメーカーさんとか、それぞれのつながりが大事です。どこまで直接話していいか、どこからは別の人に伝えないといけないかとその都度考えています。それから、関西では、完璧に原稿を読めることよりも、ボキャブラリーが多いかとか、こういうふうに来たらどう返したらいいかとか、そういう語彙力みたいなのがすごく求められていると感じます。そういう意味では、学生時代のレポートを書くとか、クラスで発言するとか、全てが今つながっています。それから私は、自分が行きたいと思った交流会には積極的に参加するようにしています。交流会で積極的に発言することで言語スキル上げることにもつながるので大事だと思います。

 ―わくらくの思い出はありますか?

飯田 4年前のコロナ禍に、わくらくに入会しました。わくらく会員になった時に 三根さんから「オンラインのズームで“話し方講座”をやってみたら?」とアドバイスをいただきました。コロナ禍ということもあったんですけど、オンライン講座をはじめると、自己紹介の仕方を聞いてくださるかたもいて、申し込みをいただくのがすごく嬉しいです。オンライン講座は今も続けています。

―お仕事をしていて嬉しかったことは?

飯田 イベントのお仕事で、いつも仲良くしていただいている年配のスタッフさんが「飯田さんがいるからこの案件は入るようにしてるねん」って言ってくださったときは純粋に嬉しかったですね。そうやって言葉で伝えてくださるのも嬉しいですし、伝え方って大事ですね。最近は、イベントを企画の段階から考えられるのが好きです。原稿を書くときは、会場の状況やスタッフさんのこと、言葉といろいろ考えながら書いています。式典であれば準備は1か月前くらいから始めています。原稿が8割ぐらい、本番が2割の感覚です。準備を入念にして、本番を迎えて、それが成功していくことにやり甲斐を覚えています。 私はブライダルで研修を受けたときに、原稿を書くところから学んでいたので、今やっと生かされていて嬉しいです。

 ―お仕事の日の1日のスケジュールを教えてください。

息抜きは、日帰り温泉に行ったり、神社仏閣巡りをしたりすることです。スポーツクラブで基礎トレーニングに通っています。月に2回ですが20年くらい、飽きずに通っていますね。リフレッシュ出来て、大きな浴場とサウナがあるので楽しいですね。

  ―これからの夢を教えてください。

飯田 大きなイベントとかをどんどんやっていきたいというのもありますが、関西で司会業をしていくにあたって、営業力をもっと磨いていきたいと思っています。営業さんは商談がお上手で、ご自身を売り込んで、商材のメリットとデメリットを伝えつつ、この人だったら安心できるという人間性を持っていらっしゃる方が多いので、そういう風になりたいです。

 ―これからもますますのご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。



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