ラクゼーションサロンやエステサロンを経営している方にとって、リピート率を上げることは売上アップに繋がります。
今日のグループコンサルティングでは、サロンオーナーさんから「リピート率を上げたい」とのご相談がありました。
その方のお悩みを例に、リピート率を高める方法についてお話しします。
「次の予約」の声かけ、できていますか?
まず確認したのは、
お客様に「次の予約」について声をかけていますか?
ということでした。
「定期的に来てくださる方には声をかけるが、自分のペースで来られる方には声をかけない」という対応をされていました。
しかし、これは少しもったいないことです。
お客様のペースを大切にしたいと思う気持ちもあるかもしれませんが、一声かけるようにしましょう。
例えば、こんな声かけをしてみてはいかがでしょう?
「次の予約はいつにされますか?12月は混みやすいので、早めにご予約いただいた方がご希望の日時をご用意しやすいですよ。」
お客様が予約を取るかどうかは、あくまでお客様自身の判断です。
セラピストや経営者が「迷惑かな?」と遠慮してしまう必要はありません。
声をかけることで、お客様もスケジュール管理がしやすくなられるかもしれません。
プロの視点から適切な提案をする
リラクゼーションサロンの施術は、年に1回や気まぐれに訪れるペースでは大きな効果が得られません。
継続的に施術を受けることで、体調改善やリラックス効果があります。
そのため、セラピストとして感じたことをお客様に正直に伝えることが大切です。
例えば、施術中にお客様の体から感じたことを基に次のような声掛けをしてはいかがでしょうか。
「腰のあたりにかなり張りがありますね。この部分を集中ケアするために、2週間に1回のペースで施術を受けていただくと、2ヶ月ほどでかなり楽になると思います。」
このように、プロとして具体的なアドバイスを伝えることで、お客様の信頼感を高めることができます。
信頼できるセラピストからの提案なら、「せっかくだから言われた通りにしてみよう」と思う方も多いはずです。
「催促」ではなく「提案」の意識で
次回予約を促すことに抵抗を感じるセラピストの方もいらっしゃいますが、重要なのはその「声かけの目的」をしっかり意識することです。
催促ではなく、プロとしての提案をする
お客様の体調改善やリラックス効果を第一に考える
施術を通じて得た知識や気づきを共有する
これらの姿勢があると、自然と「お客様のために」という温かい気持ちが伝わります。
結果として、お客様との信頼関係が深まり、リピートにつながります。
リピート率を高めるためには、プロとしての視点で提案を行い、お客様の結果に寄り添う姿勢を見せることが大切です。
「催促しているようで気が引ける」と感じるのではなく、お客様の体調や目標をサポートするパートナーであることを意識してください。