起業を考えている方にとって「補助金に通るかどうか」は大きな関心ごと。
審査員の視点から見えてくる、計画だけでは測れない“成功する起業家”の特徴をお伝えします。
今日は、補助金の審査員として、起業前の方々の事業計画を拝見してきました。
起業前ということもあり、どうしても机上の計画にとどまる部分も多く、
「ここはどうなるのだろう?」
と突っ込みどころも少なくありません。
けれども、最終的に判断のポイントになるのは 数字や計画の正確さよりも、その人の熱意や底力 なんです。
「この人なら計画通りにいかなくても、乗り越えて続けていけるだろうか」
そこを一番見ています。
計画は大事。でも計画通りにいかないのが現実
もちろん、事業計画を立てることは大切です。
けれど、実際に走り出すと、計画通りにいかないことの方が多いもの。
そのときに、柔軟に修正しながら進める「生き抜く力」があるかどうかが、事業継続の鍵になります。
審査員が重視するチェックポイント
審査員も人間ですから、できるだけ多くの方を応援したい気持ちがあります。
同時に、
「今、本当に起業した方が良いのか」
「補助をすることで本人がより良い方向に進むのか」
という点は、シビアに見ざるを得ません。
補助金は「起業を後押しするきっかけ」
起業は勢いも大切ですが、支えてくれる制度や人との出会いで、より安定して育てていけるものです。
補助金はその一つのきっかけに過ぎませんが、背中を押すタイミングで力になることも多いと感じています。
どれだけ綿密な計画を立てても、結局、その人ができるかどうかが大切!