「伝え方」が、あなたのビジネスを変える。
2026/07/12
「ズルい伝え方って、何!?」
タイトルを見た瞬間、そう突っ込んだのは私だけじゃないはず(笑)。
でも、この「ズルさ」こそが、ビジネスの現場で応援される人とされない人の、決定的な差を生んでいます。
著者の白鳥マキさんとは、なんと20年近いお付き合いです。
出会いのきっかけは——楽天日記。今で言うブログの前身ですが、覚えている方はいらっしゃるかな?
そこで私たちはコメントを通じてつながり、その後セミナーや勉強会でご縁を深めてきました。
ビジョン作成ワークショップも一緒に受けました。
当時、マキさんは大阪でエステサロンを経営されていました。私とほぼ同い年。
でも「東京に出る」と言って、進出されました。
しかもエステではなく、コミュニケーションの専門家としてまるごとリブランディングして。
その行動力と勉強熱心さは、20年前から変わりません。
そのマキさん、今や全国の自治体で婚活セミナーを開催するほどの存在になられました。
そういえば、出会った頃から魅力的な方だった
今回の本を読みながら、ふと昔のことを思い出したんです。
20年前、最初の出会いがブログのコメントだったと書きましたが、マキさんのコメントって、なんか違ったんですよね。「読みました!」で終わらない。
読んだ私が「会いたい」「もっと話したい」と思うような言葉が、さらっと添えてある。
あれは戦略だったのか、天性だったのか、おそらく無自覚で行動できる人なんです。
本を読んで、
「ああ、マキさんはずっとこれをやってたんや」
と、20年越しの答え合わせをした気分でした。
ビジネスで成功する人が持つ、3つのスキル。
本の中で、特に印象に残った部分をご紹介します。
仕事ができる人のメッセージには、必ずこの3つのどれかが満たされているというのです。
① 相手の時間を奪わない
② 相手にメリットを与える
③ 相手の感情を心地よくする
読んでいて、思わず「うっ」ってなりませんでしたか? 私はなりました(笑)。
「相手の時間を奪っていないか」
これ、耳が痛い。
良かれと思って送った長文メッセージ、「結局何が言いたいの?」と相手を迷子にさせていたとしたら、それはもう時間を奪っているも同然です。
「メリットを伝えられているか」
伝えているつもりが、相手には届いていない。
そんなすれ違い、思い当たる節、ありませんか?
この3つのシンプルな問いが、自分のコミュニケーションをまるごと見直すきっかけになりました。
起業したての方に、特に読んでほしい。
本の中で、もうひとつ刺さったのが「ビジネスメールとビジネスメッセージの違い」というくだりです。
会社員が長かった方、わかりますか?
「仕事の連絡 = きっちりしなきゃ」というモードに、自動的に切り替わってしまうあの感覚。
簡潔に、ビジネス用語で、論理的に。それが正解だと長年刷り込まれてきた。
でも起業すると、やり取りの場所がLINEやInstagramのDM、Facebookメッセンジャーに変わりますよね。
交流会で名刺交換した相手、ちょっとお願いしてみようかなと思っている相手に、会社のメールと同じトーンで送ったら、なんか、温度が合わない。
事業主に必要なのは、「正確さ」だけじゃなく、「感情を動かす力」なんです。
応援したい、一緒にやりたい、と思ってもらえるようなメッセージ。
そこに感情を乗せる技術が、この本には具体的な事例と脳科学・心理学の裏付けとともに書かれています。
「なぜそれが効くのか」まで説明してくれているので、ただの「テクニック集」じゃないところが好きでした。
あとがきの一文に、全部詰まっていた。
私、あとがきを読むのが好きなんです。筆者の本音が、一番静かに、でも一番強く語られる場所だと思うから。
マキさんのあとがきに、こんな一文がありました。
「伝え方は人生そのものです。仕事がうまくいく人、応援される人、チャンスが集まる人、信頼される人。
そういう人たちは特別な能力を持っているわけではありません。
自分の価値観ややりたいことを、人を動かすように伝えることができる人です。
どれだけ能力があっても、伝わらなければ存在しないのと同じです。
逆に言えば、伝えることさえできれば人生は変わります。」
これ、マキさん自身が体現している言葉だから、重さが違う。
大阪のエステサロンから、全国区のコミュニケーション専門家へ。
その変化の裏に、ずっとこの哲学があったんだと思うと、胸にじんと来ました。
女性起業家こそ、「伝え方」を武器にしよう。
どんなに良いサービスを持っていても、どんなに深い想いを持っていても、伝わらなければ「存在しない」のと同じ。
これは、私たち女性起業家にとって、すごくリアルな問いです。
時代に左右されない普遍的なコミュニケーションの本質を、具体的かつ温かく教えてくれる一冊です。
繰り返し読める本なので、ぜひ手元に置いて下さい。
白鳥マキさんの『頭のいい人だけが知っているズルい伝え方』、おすすめです📖✨



