プールサイドで座禅してきました。W大阪 × 奈良のお寺

2026/09/20

プールサイドで座禅。頭を空っぽにする時間は、経営者の「必需品」かもしれない

連休の初日、私は水着ではなくバスタオルを持って、ホテルのプールサイドに座っていました。

泳ぐためではありません。座禅です。

 

心斎橋のラグジュアリーホテル、W OSAKAと、奈良のお寺の副住職さんがコラボした座禅会。

プールの縁にバスタオルを敷いて、その上に座り、水の音を聞きながら静かに過ごす。

聞いただけで「なにそれ、面白い」と身を乗り出してしまう企画でした。

 

多動な私が、あえて「じっとする」を選んだ理由

私はかなり多動なタイプです。あれもやりたい、これも面白そう、と一日中バタバタしている。

走り続けること自体は嫌いじゃないのですが、ふと「最近、頭の中に空き地がないな」と思うことがあるんです。

予定も情報もアイデアも詰め込みすぎて、新しいものを置く場所がない。

 

だから今回は、半分はラグジュアリーホテルのプールを見たいという好奇心、もう半分は「じっとする時間を強制的に確保したい」という実務的な動機でした。

 

手のひらから伝わってくる、相手の「いま」

会場のプールサイドは吹き抜けになっていて、天井がなく空が見える。

天気も気候もちょうどよくて、ホテルの中にいるのに外にいる、という不思議な空間でした。

 

まずは副住職さんのお話を聞いて、軽くストレッチ。

この肩回りのストレッチが、思いがけず面白かったんです。

二人一組になって、隣の人と手のひらを合わせる。

親指が後ろ側にくるように手を向けて、合わせたまま腕を前から後ろへ大きく一周させる。

つまり、相手と呼吸を合わせないと回らない。

 

これがね、情報量がすごいんです。

手のひらが触れているだけなのに、「あ、この人ちょっと緊張してはるな」「今、急いでるかも」みたいなことが伝わってくる。

力加減ひとつで、相手の状態が読めてしまう。

 

これ、私たちがコミュニティや面談でやっていることと同じやなと思いました。

言葉の内容よりも、ペースや力加減のほうが雄弁なことって、ありますよね。

 

意識があるのか無いのか分からないふわふわした感覚

その後、いよいよ座禅。

小さな座布団にお尻を乗せて、足を組んで、手は膝の上。目は閉じているような、開いているような。時間にして15分か20分ほど。

 

プールサイドの何がいいって、水の音です。サラサラ、チョロチョロ。

聞こえているような、聞こえていないような。

そのリズムの中でじっと座っていると、だんだん意識があるのかないのか分からなくなってきて、ふわっとした感覚になりました。

 

思い出したのは、去年わくらくで開催した「椅子座禅」の体験会のこと。

資格を持っている会員さんが教えてくださったのですが、そのときの一言が忘れられません。

 

「無にはなれません」

 

よく「心を無にしなさい」と言われますよね。

でも実際に座ってみると、雑念はどんどん湧いてくる。

あの件どうしようとか、明日の段取りとか。

それでいいんです、と。

大事なのは消すことではなく、「あ、私いまこれを心配してるな」と気づけること。

自分を少し離れたところから眺められるようになること。

 

これって、経営そのものやと思いませんか。

渦中にいると見えないものが、半歩引くと見える。

座禅は、その「半歩引く」を体で練習しているのかもしれません。

 

自分に合う「空っぽの時間」を持っておく

経営者の方って、瞑想の時間を意識的に作っている人が本当に多いんです。

そして意外なことに、筋トレやランニングも同じ役割を果たしているように思います。

体を作るためだけやなくて、走っている間・持ち上げている間は、余計なことを考えられない。あれは動く瞑想です。

 

私の場合は週1回のヨガ。体を動かしながら、自分の状態をモニターする時間になっています。

「最近どうも噛み合ってないな」「気持ちが体についてきてないな」と感じるときほど、意識的にその時間を確保するようにしています。

 

形はなんでもいいと思うんです。

座禅でもヨガでも、筋トレでも、YouTubeの誘導瞑想でも。

大事なのは、自分の頭が一番よく空っぽになる方法を、自分で知っておくこと。

忙しい人ほど「そんな時間ない」と言いますが、正直に言うと、そういう人ほど判断の精度が落ちています(過去の自分に言っています)。

 

連休の入り口に、体と心を整える時間を持てて良かったです。

プールサイドで座禅、という非日常のおかげで、日常からきれいに切り離してもらえた感じがします。

ホテルオリジナルのミネラルウォーター。オシャレですね。

 

あなたの「頭を空っぽにする方法」は、何ですか。
意識的に作っていきましょうね。