- 営業について苦手意識はあるか
- 営業しやすい商品を持っているか
- 提案書を作ることが出来るか ←今回はここ
- 複数の提案メニューを持っているか
- 提案先をリストアップできるか
- アポを取った時、どのように話を進めるかイメージが持てるか
- 相手のニーズを聞き出す質問力はあるか
- 自分が何をしている人なのか30秒で伝えることができるか
- 営業したい商品が、自社の長期的な経営戦略に繋がっているか
第4回目は「提案書を作ることができるか」
営業の際に、口頭で説明するだけでは伝わりにくいこともあります。
「なんとなく良さそう」と思ってもらっても、決裁者に話が届かず、契約につながらないことも…。
「提案書」であなたのサービスを「見える化」しましょう。
提案書があることで、お客様にとってのメリットが明確になり、社内での決済もしやすくなります。
申込につながる提案書のポイントを紹介します。
1. 自社の特徴ではなく、お客様のメリットを打ち出す
よくある提案書の失敗例は、「自社の強み」ばかりをアピールしてしまうこと。
例えば、私が、次のような提案書を作ったとします。
🚫 NG例:「わくらく」の特徴を説明するだけの提案書
これだけでは「ふーん、それで?」と思われる可能性が高いです。
大切なのは、お客様にとってのメリットを伝えること。
例えば、次のように言い換えてみると印象が変わります。
✅ OK例:「わくらく」を利用することで得られるメリットを強調
2. 決済者が抱えている課題に寄り添う
営業で面談した人と、決済する人(=最終判断をする人)が違うという場合もあります。
決済者が「これは必要だ!」と感じてもらえるように、決裁者が抱えている課題を想像してみましょう。
例えば、飲食店向けのSNS活用コンサルティングを提案するとします。
✅ 飲食店SNS担当者の悩み
「SNSで発信しても集客につながらない」
「投稿が面倒で続かない」
✅ 決裁者(経営者)の視点
「広告費をかけずに売上を伸ばしたい」
「スタッフがSNS運用できるようにしたい」
このように、「担当者の悩み」と「決裁者の視点」は微妙に異なることがあります。
決裁者の課題に寄り添った提案書にすることで、「これは必要だ」と感じてもらいやすくなります。
「広告費をかけずに売上アップ!SNS運用のコツを学べる実践講座」
3. 実績を盛り込むことでイメージが湧きやすくなる
お客様は「本当にこの提案を採用して大丈夫?成果につながるの?」と不安に思っています。
そこで、過去の実績や事例を入れると、
「このサービスを導入すれば、こういう成果が出るんだ!」
とイメージしやすくなります。
🔹 実績を活用するポイント
✅ 数字を入れる:「3か月でフォロワーが2倍になった」
✅ お客様の声を載せる:「おかげでSNS集客ができるようになった」
✅ ビフォー・アフターを見せる:「導入前→導入後の変化を具体的に」
🔹 例:SNS活用コンサルティングの実績紹介
「カフェ○○のAさんは、Instagramで何を発信したら良いか分からず悩んでおられました。
コンサルで写真の撮り方、ストーリーズの活用、メンション活用などをアドバイスしました。
コンサル後は3か月でフォロワーが500人増え、予約数も1.5倍になりました。」
こうした事例を入れることで、読んだ人が「自分にもできそう」と感じ、導入しやすくなります。
提案書は単なる説明資料ではなく、「お客様が行動を決めるためのツール」です。
✅ 自社の特徴だけでなく、お客様のメリットを打ち出す
✅ 決裁者が抱えている課題に寄り添う
✅ 実績を盛り込むことでイメージが湧きやすくなる