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応援されて、ここまで来た。—わくらく立ち上げ当初の原点

2025/04/14

経営の「け」の字も知らなかった頃。


わくらくを立ち上げたばかりの私は、本町にあるシェアオフィス「CHIKOあきんど本町」に入居していました。

今でこそ「シェアオフィス」は一般的になりましたが、20年前はかなり珍しく、時代の先を行く存在でした。


このCHIKOを運営していたのが、「CHIKOマダム」と呼ばれる女性。

起業長屋の女将のお母様です。

ご主人の会社を突然引き継ぎ、家庭用品やテーブルクロスの事業を見事に拡大された、芯の強い女性でした。


当時の私は、ネイルやイベントでなんとか収入を得て生活している状況。

そんな中、マダムは毎月ネイルのお客様として通ってくださり、さらには共同出版の企画にも参加してくださいました。


私のような、まだ何者でもなかった若手を信じて、応援してくれた。

その支えがあったからこそ、今のわくらくがあるのだと思います。


マダムの命日を迎え、ふとそんなことを思い出しました。


わくらく20周年パーティーには、マダムのお着物を来て起業長屋の女将が参加して下さいました。


あのときいただいた温かさや励ましを、今度は私が誰かに届ける番。

応援する力、支える体力を、もっともっと蓄えていきたい。

そう、改めて心に誓いました。


マダムのエピソードは、娘さんである「女将」のブログにも綴られています。ぜひ読んでみてください。
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