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「プルプルゾーン」に学ぶ、ファンを生むストーリーの作り方

2025/11/09

大阪で人気のケーキ屋さん「りくろーおじさんのチーズケーキ」。

ここには、ただ“美味しいケーキを売る”以上の仕掛けがあって、女性経営者の視点から見ても学びが満載なんです。



焼きたてチーズケーキの“ぷるぷる”が価値になる

店内はオープンキッチンになっていて、焼きたてのチーズケーキが次々と焼き上がる様子を見ることができます。

熱々でふわふわのケーキが型から外され、丁寧に箱に収められる一連の工程。それを“プルプルゾーン”と名付けて、お客さんの目の前でライブ感たっぷりに見せてくれるんです。


その名の通り、焼きたてのケーキは揺れるたびに“プルプル”。

まさにこの瞬間が、商品そのものではなく「体験」として価値を生み出すのです。


私もつい動画を撮影してしまいましたが、店内では多くの人がスマホを向けて同じように撮影。

この「プルプルする瞬間」が一気に拡散され、商品への興味や、ブランドへの親近感が自然と育まれていきます。



売れるのは「商品」よりも「共感」

「ストーリーのある商品は、ファンを生む」

これはSNS時代にますます大事になっている考え方です。


ただ焼き上がったケーキを売るのではなく、その背景にある技、こだわり、作り手の想い、そして目の前で“プルプル”と揺れる可愛らしい瞬間。

それらを「見せる」「名前をつける」「体験させる」という工夫が、共感を呼んで顧客との心の距離をぐっと縮めます。


私たちが商品やサービスを届ける時も同じ。

• 作業のこだわりを見せる

• 裏側のストーリーを言葉にする

• お客様が自然と共有したくなる“瞬間”をつくる


これが、売り込まなくてもファンが増えていく循環をつくってくれるんですね。



あなたのビジネスにも「プルプルゾーン」を

商品づくりもサービス提供も、その裏側には必ず誰かの手と想いが込められています。

その過程を「商品」ではなく「価値」として見せる視点。

それこそがファン作りに欠かせない、大切なマーケティングのヒントです。


あなたの仕事にも、きっと「プルプルゾーン」のような魅力的な瞬間が眠っています。

ぜひ、それを見える化して、ファンとの距離を縮めてみてくださいね。