888の朝、神様がくれた小さなギブの話
2026/08/08令和8年8月8日。8が三つ並びました。
末広がりが三段重ね、縁起が良い朝です。

私は毎朝、氏神様にお参りしてから会社に向かうのが習慣です。
難波神社、境内の中にある博労稲荷さん。
お商売の神様に自社だけでなく会員さんの成功をお祈りしています。
「あなた、笑顔が素敵ね」
今朝はご年配の女性が先にお参りされていて、私は少し後ろで順番を待っていました。
すると、その方が振り返って「なんか邪魔してごめんね」と声をかけてくださって。
「ここ、何の神社ですか?」
「博労稲荷さんっていって、お商売の神様なんですよ」
そんな他愛のないやりとりのあと、その方がふいにおっしゃったんです。
「あなた、笑顔が素敵ね」
嬉しいですよね。単純に。
「え?」と思わず聞き返した私に、
「私、嘘は言わないの。素敵やなと思ったから話しかけたのよ」と。
朝からこんな声をかけてもらったら、その日一日、ご機嫌になります。
褒められたら、優しくなる
お別れしたあと、その方がスマホで鳥居の写真を撮っておられるのが見えました。
普段の私なら、たぶん通り過ぎていたと思います。
でもさっき褒めていただいたばかりなので、心のが温かくなっていたです。
「よかったら、お撮りしましょうか?」と声を掛けて鳥居をバックにその方の写真を撮りました。
「ありがとう。今日は8月8日なのよね」
「そうなんですよ、縁起がいい日で」
「その日にあなたと出会えたのが嬉しいわ。またきっと会えると思う」
でも、この日は続きがありました。帰る方向が同じだったんです。
向こうは自転車、私は徒歩。信号待ちのたびに追いついて、「あら、また」「またですね」。何度お別れしても再会する。
そして最後の信号で足を止めたとき、目の前のビルに大きく「88」の看板。
「え、ここにも88?」 「8って横にしたら無限大でしょう。今日はほんまに縁が深いわね」
そう言って、今度こそお別れしました。
「ギブ」って、そんなに大層なものじゃない
なんてことのない、5分ほどの出来事です。でも私は朝からすっかりテンションが上がりました。
考えてみると、あの方がしてくださったことは「いいなと思ったことを、口に出した」だけなんです。
それなのに私の心は温まって、その温まった分で、私は自然と「写真撮りましょうか」が出てきた。
ビジネスの世界では「ギブファースト」とよく言われますよね。
有益な情報を提供しましょう、無料相談を受けましょう、と。
もちろんそれも大事なんですが、ギブって気負わずに簡単にできることだと思います。
笑顔が素敵だなと思ったら、素敵ですねと言う。
お洋服が素敵だなと思ったら、その服いいですねと言う。
心の中で思って終わらせているものを、ちゃんと相手に届くところまで運ぶ。
優しい気持ちになった人は、たぶん次に会う誰かにも優しい。
私が撮った写真の話を、あの方が今日どこかで誰かにされているかもしれない。
優しさって、律儀に往復するものじゃなくて、勝手に伝播していくものなんだと思います。
女性経営者って、日々「与える側」に立ち続けている人が多いですよね。お
客様に、スタッフに、家族に。
だからこそ、朝いちばんに知らない誰かから「素敵ね」をもらう威力は、思っている以上に大きい。
そして同じことを、私たちも誰かにできる。
しかも神社で、888の日に。
これはもう神様からのメッセージだと思い込むことにしました。
スピリチュアルかどうかは知りません。
ただ、こういうときの解釈は前向きなほうを採用したほうが、その日の仕事がはかどります。
今日のグループコンサルは「水引き」の方
今日はわくらくのグループコンサルティングの日です。
わくらくのグループコンサルは、だいたい3名ほどで行います。
Aさんが「今こういうことで詰まっていて」とお話しくださる。
それに対して私が「ここを整理してみませんか」「こう試してみたらどうでしょう」とお返しする。
面白いのはここからで、そのやりとりを聞いているBさんとCさんのほうに、火がつくことがよくあるんです。
「あ、それ私もや」 「Aさん、そこに思い込みがあるよね」 「Aさん、そこにこだわりすぎてブレーキかかってるんちゃう?」
人のことって、驚くほどよく見えるんですよね。
そして他人のつまずきの理由が見えた瞬間に、自分の足元にも同じ石が転がっていることに気づく。
これ、順番が逆だと機能しないんです。
私が直接「あなたはここを直したほうがいい」と言っても、人はなかなか動きません。
自分で気づいたときにしか、人は動かない生き物なので。
だからグループコンサルは、私が答えを配る場ではなく、他人の鏡越しに自分を見る場なんです。
わくらくらしさがいちばん出るのが、この時間だと思っています。
会員さんには副業の方も多く、平日は会社にお勤めして週末に起業活動、という方も少なくありません。
なので土曜日の勉強会も月1回ほど設けています。
そして今日、この888の日に参加してくださるのが、水引き細工を扱っておられる方。
水引き。ご祝儀袋や熨斗に添える、あの結びです。
ワークショップを開いたり、作家さんに工芸品を作っていただいて販売されたりしています。

つまり、ご縁を結ぶことを生業にされている方と、8が三つ並ぶ日にご縁をいただく、ということです。
こじつけです。完全に。
でもね、こじつけと思い込みは、経営における立派な資源だと私は思っています。
「8の日に出会った私たち、縁が深いわ」と思えたら、信頼関係の入り口が一段広くなる。
こちらのアドバイスにも、自然と身が入る。
事実は同じでも、意味づけを引き受けた人のほうが、たいてい遠くまで行けます。
みなさんは、8月8日をどんなふうにお過ごしでしょうか。
もし今日、誰かの何かを「いいな」と思ったら、よければ口に出してみてください。



