ビジコンは「落ちても」価値がある。エントリーシートを書くだけで、事業は変わります
2026/09/07先日あるイベントで、「今、LED関西のエントリーに向けて準備しているんです」とお話ししてくださった方がいました。
その顔つきがね、すごくよかったんです。
新しいことにチャレンジしてて、夢が広がっている顔。
LED関西は、関西の官民が一体となって女性起業家を応援するプログラムです。
ビジネスプランをブラッシュアップして、最終的には10名ほどが登壇してピッチをする。
そこに各市町村、金融機関、マスメディア、コンサルティング会社などが「うちが応援します」という形で名乗りを上げてくださる。
関西が一丸となって女性の挑戦を後押しする、そんなプロジェクトです。

こういうビジネスプランコンテストは、LED関西以外にもたくさんあります。
そして私は、「何かやりたい」と思っている女性には、まずこれを活用してほしいと思っています。
賞をとるためではありません。
頭の中でぐるぐるしているものは、誰にも伝わらない
ビジコンでは多くの場合、A4一枚のまとめシート——エグゼクティブサマリーの提出が求められます。
この「一枚に収める」という作業が、重要なんです。
たとえば「カフェをやりたい」と思ったとしますよ。
最初は、子育て中のママがホッとできる場所をつくりたかった。
でも、いろんな人に話していくうちに情報が入ってくる。
「シニアの方の居場所が足りないよね」
「シングルマザーの支援も必要よ」。
そのたびに、あの人の役にも立ちたい、この人の役にも立ちたいと、想いがふくらんでいく。
優しい人ほど、こうなります。
そして気づけば、頭の中はとっちらかった状態。
誰かに相談しても、うまく伝わらない。
伝わらないから、また自分の中で考える。無限ループです。
でも紙に書くと、見えるんです。
「あれ、これ私、矛盾してる」って。
可視化の残酷さと、ありがたさ。
矛盾は、書かないと一生気づけません。
ビジコンがないと、人は事業計画を作らない
正直なところ、こういう機会がないと、私たちはなかなか事業計画まで作りません。
「こんなことをやりたいな」というビジョンボードや夢シートくらいまでは書くこともあるかと思います。
収支計画を立てる、ペルソナを具体的に決める、そこまで作り込むことは少ない。
フワッとしたところで止まってしまう。
ビジコンに出そうと思うと、そこを詰めなきゃいけなくなります。
ふだんの事業計画が60点だとしたら、通りたいから70点、80点、90点へと磨いていく。
人にブラッシュアップしてもらう。
そのやりとりの中で、自分の覚悟が決まっていく瞬間があるんです。
「誰の、どんな困りごとを解決したいのか」の解像度が、目に見えて上がっていく。
結局のところ、締め切りや「ファイナリストに選ばれる」という目標がないと、人って動けないんですよね。
いつかやろう、と思いながら後回しにしてしまう。
だからこそ、外からの刺激を上手に使ってほしいのです。
そして一枚シートができていると、人に相談するときも本当にスムーズ。
この前もある方が見せてくださったのですが、ポイントが絞られているから、何をしようとされているのか、そしてどこが弱いのかが、3分ほどで分かる。
相談される側の負担が減るというのは、応援されやすさに直結します。
私は、何度も落ちました
私自身、起業当初はいろんなビジコンに出て、何回も落とされました。
しかも当時は正直、こう思ったこともあるんです。
「金賞を取ったあの人より、私の方が作り込んでいるよね」って。
でも、あとから分かりました。金賞を取った方は、周りを巻き込む力がすごかったんです。
みんなが「この人を応援したい」「なんかうまくいってほしい」と思ってしまうプランだった。
プランの精度だけじゃない。
人を巻き込む力ってこういうことなんや、と。
私はそれを、何度も落ちる中で学びました。
落ちた回数だけ、見えるものがあります。
それに、他の人のプランを知ること、いろんな挑戦者に接すること自体が、もう十分な収穫なんですよね。
だから言い切ります。ビジコンは、エントリーするだけでも意味があります。
9月30日、わくらくビジネスプラン発表会を開催します
わくらくでも「ビジネスプランを作りましょう」ということに、とても力を入れています。
今度9月30日(火)午前10時〜12時、わくらくビジネスプラン発表会を開催します。
会員さん4名が、ご自身のビジネスプランを発表してくださいます。
YouTubeライブで配信し、アーカイブも残す予定です。
リアルタイムでご覧の方はコメントで質問していただければ、その場で発表者が答える形にしたいなと思っています。
発表者はこちらの4名。
介護がきっかけで仕事を辞めてしまう「介護離職」——最近は特に若い世代に増えています。それを防ぐためのサポートサービスについて、介護共育研究会の石川立美子さん。
シニア女性が定年後にどう自分の居場所をつくっていくか。コミュニティ「MetaBloom」を運営される豊永真由美さん。実はLED関西のファイナリストでもいらっしゃって、発表された内容をさらに実現するためにブラッシュアップした中身をお話しいただきます。
在宅ワークする女性のために、住まいも仕事もプライベートも心地よく回るような環境づくり・リノベーションを手がけているKIRO 野原悠さん。
そして、宝石のような琥珀糖でおなじみハラペコラボの野尻さんが、「世界観は誰でも作れる」というサービスについてお話しくださいます。
いま、みなさんの発表を一緒にブラッシュアップしている最中です。
全員に共通しているのは、身近な課題から出発して、自分の強みを生かしたオリジナルのサービスを作られているということ。
これが本当に素敵なんですよね。
オンタイムで参加できる方はぜひコメント欄からご参加ください。
難しい方はアーカイブでどうぞ。LPができたら、またこちらでご紹介しますね。
「こんなビジネスプランを考えているんですけど、どう思います?」
そんなお話があれば、初回限定30分の無料相談をやっていますので、よかったらご相談ください。
あなたの伸びしろ、一緒に探しましょう。



