一人社長の求人に、大企業のプロが40人応募してくれた話
2026/09/10副業がしやすい世の中になりました。
国も行政も後押ししていて、人材紹介のサイトまであります。
副業が盛んになることで、経営者の側にとっては採用の選択肢が増えました。
弊社でも、副業人材に業務委託を予定しています。
私が使っているのは、リクルートさんが運営している「サンカク」というサービス。

雇用するほどではないけれど、業務委託で月に20〜30時間ほど手伝ってほしい、という募集ができます。
この「雇用するほどではないけれど」という絶妙な余白が、小さな組織にはありがたいところです。
私が手放したかったのは、AIの「その先」
きっかけは、社内のIT化への焦りでした。
AIはなんとなく使っているんです。文字起こしをブログにしてもらったり、自分の強みを分析してもらったり、壁打ち相手になってもらったり。
勉強会のスライドもお願いすれば作ってくれます。頼めばやってくれる、つまり対話型としては、それなりに使えている自負がありました。
ところがこの半年、Claude Codeのようなものが出てきて、頼まなくても先回りしてやってくれる世界が広がってきました。
エージェント型、というそうです。
メールが来たら返信の下書きまで用意されていて、私は送信ボタンを押すだけ。
リマインドも勝手に飛ぶ。
経営者仲間のリウムスマイル!穗口さんは、インスタライブをもとにブログを書かせ、切り取り動画まで仕上げてもらっているとか。
正直、追いつけていません。
そして「自分で勉強して追いつく」というのはちょっとしんどい。
私はAIのスペシャリストになりたいわけではなく、事業を前に進めたいだけなのです。
ここを混同すると、社長の時間はいくらでも溶けていきます。
それなら、企業の中で業務効率化やAIシステムづくりを本業にしている人に手伝ってもらえばいい。
そう思ってサンカクさんに相談したら、「では募集してみましょうか」と。
40人のご応募と、面談で見えてきたこと
結果、40人の方からご応募をいただきました。
しかも大企業でその分野のスペシャリストとして活躍されている方が本当に多いのです。
こういう方々と一緒に仕事ができるのか、というのが最初の驚きでした。
自分で探そうと思ったら、まず「誰かいい人いないかな」の段階で数か月かかります。
そもそも接点が持てない。
そこをサービスが橋渡ししてくれて、しかも1か月だけのお願いも、半年の伴走もできる。
ここまで柔軟だと、頼み方そのものを設計できます。
そして面談してみて、思わぬ副産物がありました。話しているうちに、自分が本当に手伝ってほしいことが見えてきたんです。
お一人目はコンサル気質の方で、「一緒に事業戦略を考えていきましょう」というスタンス。
ご自身で立ち上げてきたプロジェクトのノウハウも使ってお手伝いしますよ、と。
お二人目はまったくタイプが違って、秘書気質の方。
「三根さんが自分のやりたいことにフルコミットできるように、いまやっている雑用をぜんぶ整理して楽にします。秘書のように使ってください」
と言ってくださいました。
どちらもありがたい。でも、どちらを選ぶかは
「私がどこにエネルギーを注ぎたいのか」
「どこを手放したいのか」
次第です。
人と話すことで、その輪郭がはっきりしてくる。
求人票を書くつもりで始めたのに、実は自分の棚卸しをしていた、というわけです。
小さな組織の経営者は、つい「全部自分でやらなきゃ」と思いがちですよね。



