コミュニティづくりは、起業家やサロンオーナーなど
サービスを提供する側にとっては
顧客フォロー、見込み客フォロー
の一環とも言えます。
では、お客様にとってコミュニティとはどのような存在でしょうか?
コミュニティは自分の居場所であり、拠り所になります。
早朝のヨガクラスは自分と向き合い、気持ちを整理する時間
私は一時期、40代ヨガ講師の方が提供されている
朝5時半からのオンラインヨガレッスンに参加していました。
レッスンは、ウェビナー形式なので、講師の動きは見えても
参加者側の顔は見えません。
起き抜け、パジャマのままで気軽に参加できるヨガレッスンでした。
このレッスンは毎朝500名前後が参加していましたが、レッスンが始まる時間には
参加者が次々とチャットであいさつを交わします。
「おはようございます。」
「大阪は朝から雨です。」
「昨日のサッカーすごかったですね。」
「ようやく金曜日だー」
そして、ヨガレッスンが終わった後も10分程度の雑談タイムがあります。
「〇〇のポーズが難しい」
「今日は呼吸が浅いなぁと感じました。」
「今月は、ヨガレッスン皆勤でした」
同じ時間につながってヨガを行う。
同じチャット欄を眺めながら、みんなの近況を知る。
参加者にとって、毎日のリズムになり、広い世界につながる場所であり
自分のための時間を確保できる場所でした。
ここ4~5年ほど、サードプレイスという言葉を聞く機会が増えました。
サードプレイスとは
家庭(第1の場)でも職場(第2の場)でもない
第3の居心地の良い場所、リラックスできる場所です。
皆さんが、お客様との関係をコミュニティにすることで
お客様のサードプレイスを作ることができます。
ただ単に自社の売り上げを上げる、事業拡大するということだけでなく
お客様の居場所を作る
そんな視点から、コミュニティづくりを考えてみると
新しいサービスが生まれるかもしれませんね。