1. ブログ
  2. 怒りの感情を抱え続けると、外見や内面にもダメージが
 

怒りの感情を抱え続けると、外見や内面にもダメージが

2024/10/15

仕事相手と、意見の行き違いや誤解から物事がこじれることもあります。

このような時、必要以上に怒ったり悲しんだりせず、事実を淡々と片づける力、

自分の感情を整理する力が必要になります。


私も震えるほどの怒りを抱えたことがあります。

A社から代金を支払ってもらえず、社長に何度電話をかけても繋がらない、メールも音沙汰なし。

会社に連絡し伝言を残しても返事を頂けず、悶々とした気持ちが募りました。


自分の中で怒りが熟成されて、この時期の私はA社のことで頭がいっぱいでした。

考えるたびに怒りが生まれ、ずっしりと思い気持ちが蓄積されていきます。

すると、顔つきや態度にもイライラが表れ、悪い影響が出始めたのです。

これでは、未払いの金額より、自分へのダメージがはるかに大きいと気づき、代金回収を諦めました。


「未払い額を超える売上を作る!」


と自分に宣言して頭を切り替え、売上を作ることに意識を向けました。




怒りを引きずると、自分のマイナスに繋がる

 

仕事をしていく上では、早目の損切りも必要です。


A社の未払いを振り返ってみると、契約書を作成しなかったり、相性が合わないと感じながらも

売上が欲しくて仕事を引き受けてしまったりと、私にも反省する点がありました。

この経験を次に活かそう、講演やコラムのネタに使わせてもらおうと思うことで、自分の気持ちを整理しました。


A社の一件があってからは、受注、発注の時に条件を確認し、書面で残しています。

トラブルの内容によっては、弁護士さんに相談し、自分一人で嫌なことを抱え込まないようになりました。




世の中には色々な価値観を持つ経営者がいて、取引先への対応も様々です。

不誠実に感じる会社もありますし、社内体制が整わず、対応が後手後手になっている場合もあります。

「仕事なのでちゃんとして欲しい!」

という思いはありますが、どこも万全の体制というわけではありません。

相手に完璧を求めることは無理があります。


こういう時は、一旦、苛立つ相手から意識をそらし、感情を脇に置きましょう。

合わない人、苦手な人に対してエネルギーを使うと心身ともに消耗します。

そして、表情や雰囲気に表れてしまいます。


目の前の苛立つ相手ではなく、

「結局、私は何を求めて、何を目指しているのかな?」

と、ちょっと先のことに意識を向けてみて下さい。


他にやるべきことがあると思えてくるのではないでしょうか。


話すことで自分の感情も外に出してあげる

 

怒りなどの感情を整理すると言っても、簡単にモヤモヤした気持ちが

消えてなくなるわけではありません。


そんな時は、笑って聞いてくれる経営者仲間に話してスッキリしましょう。

一人で抱えていると悲劇になることも、誰かに話すと笑い飛ばせる喜劇に変わることがよくあります。

このような時、女性経営者仲間は心強い存在です。

同じような思いをしているので、ぶつけようのない苛立ちにも共感してくれます。


嫌な感情や怒りを整理する方法を身に付けると、自分がやるべき仕事にエネルギーを注ぐことができます。

その結果、気持ちの良いやり取りができる人が周りに自然と集まるはずです。


わくらくには、イライラした時、悲しかった時、びっくりした時など

「話を聞いてほしい!」

と連絡される会員さんもおられます。


私たちがゆっくり話をお聞きしますので、気持ちを整理する場所として活用してください。