ビジネスをしていると、自分にとって「これがベスト!」と思えるやり方を、ついつい正解にしてしまうこと、ありませんか?
私自身も最近、そんな“思い込みの罠”に気づかされる出来事がありました。
自分にとって便利=お客様にとっても便利、とは限らない
商品のPR方法や、お申し込みの導線づくりなど、私たち経営者は日々いろんな決断をしています。
「メールよりLINEの方が手軽よね」
「対面でのやりとりの方が安心感があるよね」
そんなふうに“自分にとってやりやすい方法”で進めてしまうことが多いんです。
でも、それが必ずしもお客様にとってのベストではない場合もあるんですよね。
実際にあった出来事:勉強会のお申し込み方法を見直して
わくらくでは、月に10回以上の経営勉強会を開催しています。
これまでは、会員さんがメールで申し込むスタイルを採用していました。
私たちにとっては、「個別にやりとりできる」「確認もしやすい」という点で安心できる方法だったんです。
でも、ある会員さんから、こんな声をいただきました。
「メールだと、ちょっと気を遣うんです。カレンダーからサクッと予約できたら、もっと参加しやすくなると思います」
ハッとしました。
“丁寧なやりとり”を重視するあまり、実はハードルを上げてしまっていたのかも…と。
思い切ってカレンダー予約に切り替えてみたら…
早速、カレンダー形式の申し込みフォームを整備して、会員さんが気軽に予約できるようにしました。
すると、なんと!
勉強会の参加数がアップしたんです。
「キャンセルもしやすいから助かる」
「予約した予定が可視化できて、管理しやすい」
そんな声もいただき、まさに目からウロコの改善でした。
お客様の声は、思い込みをリセットしてくれる
自分では気づかない“ちょっとした不便”が、実はお客様の参加を遠ざけていたりします。
だからこそ、お客様の声を受け止める「仕組み」を作っておくこと、大事ですね。
・感想をもらう仕掛け
・気軽に意見を言える空気づくり
・「もっと良くなるかも?」と柔軟に見直す視点
小さな見直しが、大きな変化につながることもある。
そんな実感を得たエピソードでした。
あなたのサービスの導線、お客様にとって“本当に”使いやすいですか?