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高校生の個性が光る ビジネスプラングランプリに感じた、未来への希望

2025/12/26

日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラングランプリ」。

若者ならではの視点で社会課題を捉え、ビジネスという形で解決策を提案する全国規模の取り組みです。


今年は全国で5,640件もの応募があり、その中からベスト100以上に選ばれた、大阪・奈良・和歌山の7つのビジネスプランを発表する場が開催されました。

私はコメンテーターとして参加し、気が付けばこの役割も5年ほど連続で担当しています。


高校生とは思えない、社会を見つめる視点

今回発表されたプランは、どれも「高校生が考えた」と聞いて驚くものばかりでした。


 

  • 対話アプリを活用し、高齢者と孫世代のコミュニケーションを促進し、認知症予防につなげるプラン
  • 地元商店街を、子どもたちが夢を語る場として再活用する地域活性化プラン
  • 不要になった服を循環させる、衣類リサイクルの仕組みづくり

 


どれも社会課題としっかり向き合い、「自分たちにできる形」に落とし込まれていました。

すでに実践している高校生たち

特に印象的だったのは、

テストマーケティングを実施しているプランや、

企業にスポンサー提供を依頼しているプランがあったこと。


アイデアを思いつくだけで終わらせず、

 

  • 実際に試してみる
  • 反応を見て改善する
  • 多くの人にプレゼンして伝える

 


この一連の流れを、高校生のうちに体験している。

その行動力と柔軟さに、毎回驚かされます。

女性経営者として、心が動いたこと

私たち女性経営者も、

「これでいいのかな?」

「もう少し準備してから…」

と立ち止まってしまうこと、ありますよね。


でも、高校生たちは

完璧じゃなくても、まずやってみる。

その姿勢を、自然体で実践しています。


逆に、失うものが無いから突き進める強さかもしれません。


思いついたことを試し、反応をもらい、改善しながら前に進む。


この原体験を高校生のうちに持てることは、本当に素晴らしいことだと感じました。

未来は、すでに動き出している

若い世代の挑戦に触れるたび、こちらがパワーを頂いています。

発表が終わった後の休憩時間に
「アドバイスをお願いします。」
と私の所に挨拶に来た高校生グループもいました。


私たち大人も、もっと軽やかに挑戦していい

そんな背中を押してもらっている気がします。


高校生ビジネスプラングランプリは、

単なる発表の場ではなく、

挑戦する人を育てる実験の場。


こんな挑戦を近くで見せてもらえるのはありがたいことです。


わくらくも、挑戦を受け入れる場であり続けたいです。