関西ベンチャー学会の年次大会で行われたパネルディスカッションに、パネラーとして登壇しました。
今回のテーマは、「起業予備軍の発掘から起業へ」。

22年スモールビジネスの創業支援に関わり、特に女性起業家のサポートを続けてきた。
そんな立場からお声がけいただけて、とてもありがたいです。
今回の会場は近畿大学でした。
日本で一番受験志願者を集めている大学として知られていますが、関西の大学が志願者数日本一というのは、やっぱりすごいことですよね。
近畿大学は、大学としての魅せ方・伝え方にもとても力を入れておられます。
学内には経営戦略室があり、プロモーションを戦略的に進めているそうです。
今回は、そのプロモーションを牽引してこられた世耕さんの基調講演も聞くことができ、大変刺激を受けました。
そして印象的だったのは、近畿大学が起業家支援にも本気で取り組んでいることです。
学内にはインキュベーション施設があり、堀江貴文さんやキングコング西野さんを招いたイベントも開催。
さらに、会社を設立する際の費用を大学が負担してくれる制度もあるとのこと。

こうした話を聞いて、改めて感じたのは、
起業には「場の力」が本当に大きいということです。
学生のうちから、
そんな空気があるだけで、挑戦する人は確実に増えていきます。
実際に起業した学生さんのエピソードの中には、
「アルバイトをするより、起業したほうが効率的だと思った」
という声もありました。
その発想が自然に出てくる環境って、本当にすごいですよね。

「会社をつくる」というと、どこか大きくて難しいもののように感じる人も多いかもしれません。
でも実は、やってみると意外と身近で、ビジネスは面白いもの。
その感覚を学生時代に経験できるのは、とても大きな財産だと思います。
しかも、上場経験のある経営者の前でプレゼンできる機会まである。
そんな経験は、怖いもの知らずで飛び込める学生時代だからこそ得られるものですね。
今回のパネルディスカッションでは、近畿大学の学食でラーメン店を経営していた西さんも一緒に登壇されました。

西さんのお話も、とても印象に残っています。
最初から「起業したい」と強く思っていたわけではなく、コロナ禍でやることがなくなったときに、経営者の方へDMを送りまくっていたそうです。
すると、「空いている店舗があるから、何かやってみない?」と声をかけられたことが、起業のきっかけになったのだとか。
そして今では、3社を経営されています。
こういうお話を聞くと、本当に元気をもらえます。
起業って、最初から完璧なビジョンがあって始まるものばかりではないんです。
時間ができた
気になってDMしてみた
声をかけられた
ちょっとやってみた
そんな小さな行動や偶然の出会いが、未来を大きく変えていくこともある。
これは、女性起業家の支援をしていてもよく感じることです。
「もう少し準備が整ってから」
「もっと自信がついてから」
そう思って動けなくなる方は少なくありません。
でも、本当に大事なのは、
完璧に準備することよりも、挑戦できる場に身を置くこと、
そして小さくても一歩踏み出してみることなのだと思います。
今回、パネラーとして呼んでいただきながら、他の登壇者の話を聞いてたくさん学ばせてもらえたことは、とても贅沢な時間でした。
私自身も、
もっと経験値を増やしたい。
もっと引き出しを増やしたい。
そしてまた、こうした場で声をかけていただけるように成長していきたい。
そんな思いを新たにした一日でした。
挑戦する人を増やすのは、制度だけではありません。
「やってみよう」と思える空気、背中を押してくれる出会い、そして一歩踏み出せる場ですね。
わくらくもそんな「挑戦を受け入れる場」でありたいです。

