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補助金申請は申請書を作るだけでもステージアップにつながる

2026/04/09

補助金って「採択されてお金をもらうことが目的」だと思われがちです。

もちろんそれも大事なのですが、実は申請書を作成するプロセスそのものが、経営者としての大きな成長につながります。

今まさに、スモールビジネスの方が活用しやすい「小規模事業者持続化補助金」の申請時期です。

4月末が締め切りということで、わくらくでも多くの方が申請書作成に取り組んでおられます。

 

わくらくの補助金サポート、スタイルを変えてみました

わくらくでは補助金申請のサポートをいくつかのプランで提供しています。

以前は「申請書を丸ごとお任せください」というスタイルで、私が下書きから全部作成するプランが中心でした。

 

でも最近、やり方を少し変えてみたんです。

それが「ワークショップで申請書の書き方を教えて、ご自身で作成していただき、私が添削する」というプラン。

このプランが、予想以上に大きな効果を生んでいます。

150分で“申請書の骨子”を一気に作る 少人数ワークショップ女性経営者を応援わくらく 審査基準、加点ポイントを知って採択される補助金申請書を作成しましょう!あなたの事業の現状分析→目標→補助事業計画まで、補助金のフォーマットに合わせて整理します。AIプロンプト配布+グループコンサル+メール添削(1往復)つき。開催日(同内容/...
 

 

補助金申請には押さえなければいけないコツがあります。

審査基準が明確に示されていて、次のような点が見られます。

 

  • 自分の会社の現状、強みや弱みを適切に理解しているか
  • 今度取り組もうとしている事業が、その会社のビジョンや未来につながっているか
  • その人自身が実現できる能力があるのか(経験や資金面を含めて)
  • 費用が適切か

 

ワークショップではまず、申請される方の現状を一緒に分析します。

たとえばカフェを経営されている方が「頑張っているけど客単価が伸びない」「認知度が低い」とお悩みだったとします。

そこで、客単価を上げるために新しい商品を開発する。

そのための設備、機械(自動かき氷機やバームクーヘンを焼く機械など)を導入して客単価を上げていくというストーリーを作ったりします。

 

申請書の文章作成に関しては、今はAIを味方につけることでだいぶ楽になりました。

これはAIに丸投げするということではなくて、ご自身の考えがしっかりあって、それを申請書に合った書き方にするためにAIの力を借りるんです。

申請書を書く機会ってなかなか無いので、皆さん書き方に苦手意識を持たれています。

なので、具体的なプロンプトをお渡しして、AIに手伝ってもらう方法もお伝えしています。

 

手を動かすと、頭も動き出す

今回、ご自身で申請書を作っていただく方式を取り入れて気づいたことがあります。

それは、皆さんがとても熱心に自分の事業に向き合われるということです。

 

数字もしっかり出して、1ヶ月の収支を計算して、何人お客様が来られているかを数えて。

そうやって手を動かしていると、見えてくるんですよ、自分の事業の強いところ、弱いところが。

 

そして、手を動かしていると頭も動き出します。思考が動き出す。

「こういうのも補助金で導入したらいいな」

「こういうイベントもできたらいいな」

って、アイデアがどんどん広がっていかれます。

 

それを盛り込んだ申請書の下書きを見せていただくと、エネルギーが詰まっていて感動します。

その人自身の事業に対する思い、

こういうことをやりたいという夢、

そのために今までこういうことを積み重ねてきたという実績、

そして数字もしっかり見える。

 ここまで事業計画にしっかり向き合ったというだけでも、その人にとって事業への向き合い方が大きく変わります。

アイデアも広がっているし、「こういうこともできるんや」って気づきもある。

何より、数字に向き合うきっかけになる。

 

この申請書を作成するという過程で、経営者としての意識が1ステップ上がります。

 

フィードバックで見えてくる、自分の強みと支えてくれる人たち

皆さんが一生懸命申請書に向き合っておられるので、私も精一杯フィードバックでお答えしています。

文章だけだとうまく伝わりにくいところもあるので、動画を撮ってフィードバックしています。

 

「こういうふうにもっとあなたの強みを盛り込んだ方がいいよ」

「ここの部分はわざわざ申請書では書かなくていいよ」

「あなたの強みで他にも、たとえばGoogleマップの口コミが多いとか、協力してくれる人がこれだけいるとか、そういうこともわかるから、そのあたりも盛り込みましょうね」

みたいなことをお伝えしています。

 

そうやってやりとりや添削をしていくと、申請する本人にとっても、自分がどんな強みを持っているのか、どういう人が支えてくれているのかが明確になるんです。

しっかりと言語化されて、申請書の中に表現されていく。

 

そうすると、やっぱり皆さん、またやる気が出て来られる。

 

希望的観測でいい!数字を作ることで見えてくる「儲かるモデル」

申請書には売上計画も必要です。

来年はこれくらい売り上げたい、2年目はこれくらい売り上げたいという数字を作っていきます。

 

ここは私、「希望的観測で作ったらいいよ」って言っています。

「これくらい来てくれたらいいな」という思いで、電卓を叩いていく。

たとえばカフェで今、来店数が10人なら、20人を目指そう。

20人に来てもらった時の売上を計算してみよう。

 

そうすると、結構いい数字が出てくるんですよ。儲かっているモデルが見えてくるんです。

 

実際手を動かして電卓を叩いて出してみる。

そうすると「20人になったら売上がこれくらいになるよね。これなら経営は楽になるよね」って、数字で分かるとやっぱり実感が持てます。

 

こんな風に、まずは現状という意味で自分の強み、支えてくれる人が分かる。

そして「ここが弱いな」ということもしっかり頭が整理される。

そして未来に向けても「これくらいお客様が来てくださったら楽になるんだ」ということが具体的に見える。

 

そうすると、自分の目標が明確になります。

「ここまで頑張ったらいいんだ」

「まずは20人を目指そう」

っていう具体的な目標ができます。

 

補助金申請は、申請することだけでも意味がある

補助金申請って申請することだけでも意味があるって、ワークショップに参加してくださった方々の頑張りに向き合いながら、改めて感じているところです。

 

締め切りまであと3週間。

私も精一杯、皆さんの申請書に向き合っていって、少しでも点数が上がるように、審査員が「この人を応援したい」って思ってもらえるような申請書を一緒に作っていきたいと思っています。

 

もし「補助金って私使えるのかな」って思っている方がいらっしゃったら、多くの人が使えます。

小規模事業者持続化補助金は国の補助金ですが、各自治体が用意している補助金もあります。

これらは年度が替わった5月あたりに発表されることが多いです。

 

お金はあるに越したことはないです。

広告を打つにしても、設備投資するにしても、資金が多い方がやっぱりいい効果も出ます。

うまく国のお金や補助金を活用して、事業を成長させていきましょう。

 

そして何より、申請書を書くだけでもステージアップにつながります。

 補助金申請、ただの「お金をもらう手段」ではありません。

自分の事業を見つめ直して、強みを再発見して、未来への道筋を描く。そんな大切なプロセスです。

 

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!