「勝手に一人にならないで」——ドラマが教えてくれた、女性経営者が本当に必要なもの

2026/07/01

私はドラマが結構好きで、朝ドラ・大河はもちろん、気になる作品はチェックして観ています。

そんな私が今春いちばんハマったのが、「銀河の一票」

黒木華さんと野呂佳代さんが主演の、都知事選をテーマにしたドラマです。

 

政治ドラマなのに、なぜか「自分のこと」として刺さった

「政治・選挙ドラマ」と聞くと、どろどろした駆け引きや権力争いをイメージしませんか? 

でもこのドラマはまったく違いました。

 

就職がうまくいかずに貧困のスパイラルにはまっていく人、子どもの不登校に悩むお母さん、身寄りのない状態で認知症になったご本人と施設スタッフが抱えるリアルな課題。

そういう日常のそこかしこに転がっている「困りごと」が、丁寧に描かれていたんです。

 

「政治や行政って何のためにあるんだろう」

「本当に困っている人が、頼り方さえ知らないってどういうことだろう」

毎回、胸に刺さる問いを残してくれる作品でした。

 

スナックのママとして登場する野呂佳代さん演じる月岡あかりが、身近な人たちの困りごとに出会いながら、

「誰も取りこぼさない社会を作りたい」と目覚めていくストーリー。

そして迎えた最終回の選挙演説で、彼女はこう言ったんです。

 

「あなたを一人にしません。だから一人にならないで。」

 

テレビの前で、泣いてしまいました。

 

「一人にしません」じゃなくて「一人にならないで」が刺さる理由

「一人にしません」は、いわば誰かからの約束の言葉。

でも「一人にならないで」は、こっちに向かって投げかけられた言葉です。

 

これがね、女性経営者の心に刺さるんですよ。なぜかというと

女性経営者って、勝手に一人になってしまうことが、すごく多いから。

 

責任感が強いから、「自分でどうにかしなきゃ」と思う。

頼り方がわからないから、気づいたら一人で全部抱えてしまう。

パートナーに話しても、

「それはここが悪かったんじゃない?」

「こうすればよかったのに」

と解決策を出されて、「いやそういうことじゃないんだけど!」

ってなる(あるあるですよね笑)。

弱っている自分を認めたくなくて、「大丈夫、平気」と蓋をしてしまう。

 

仲間も友達もいる。周りには人がいる。なのにどこか一人。

そういう状態、心当たりありませんか?

 

起業当初の私も、そうでした

 

「起業している女性だから、人より責任感が強くなきゃいけない」

「甘えたり頼ったりなんてありえない」

「スーパーウーマンでなきゃダメ」

そんな謎の縛りを、自分自身にかけていました。

 

だから勝手に一人になっていたし、周りの人も「どうやって声をかけていいかわからない」状況を作り出してしまっていた。

今思えば、完全に自分で孤立を選んでいたんですよね。

 

でも女性が事業を長く続けていくために必要なのは、「適度に頼れる人・場所」 だと今は確信しています。

 

「どれだけ甘えられるか」は、「どれだけ自己開示できるか」とイコールです。

自分の苦手も、黒い部分も、迷いも「これが私」と認めたうえで、

「でも私の強みはここで、こういうことをやっていきたい」

と周りに開いていける人が、長い目で見ると一番強いんじゃないかと思います。

 

弱い自分を認められることが、本当の強さだと

だから、わくらくを作りました

最終的に歩いていくのは、自分自身です。それは変わらない。

 

でも「もうしんどい」と思った時に、なんとなく話せる場所がある。

「大変だったね」「よく頑張ってるよ」「わかるわかる」と言ってくれる人がいる。

そこに自分のことをわかってくれる仲間がいる。

それだけで、ぐっと楽になれませんか?

 

そして、それぞれに少しだけ余力があれば、自然と助け合いが生まれる。

そういうコミュニティがわくらくでありたいと思っています。

 

月岡あかりの演説を聞きながら、私が大切にしたいことを改めて思い出しました。

 

ちなみに「銀河の一票」はNetflixで全話配信中です。
女性経営者のみなさんにこそ、ぜひ観てほしい作品です。