78歳、3姉妹で「自分たちのための場所」を作った話
2026/07/21先日、わくらくの元会員さんである玉村華蓮さんのカフェへlove it を訪問しました。

SNSで華蓮さんが「堺にカフェをオープンされた」と聞いたとき、正直、びっくりしました。
なにせ華蓮さん、御年78歳。飲食も接客も未経験。そして今春、カフェをオープンされたというのです。
これは、行かずにはいられない。
「3姉妹で、地元で」という、強みを生かした設計:
カフェを始めた経緯はこうです。
長女の華蓮さん(78歳)を筆頭に、下の妹さん2人も70代。
ご主人を亡くされたお2人を含め、3人とも今は時間的にゆとりある暮らしをされている。
「3人で何かしたいね」という気持ちと、ご実家のスペースがあったこと。
それが重なって、このカフェが生まれました。
内装は、くすみピンクをベースにしたエレガントな空間。
「大人のピンク」とでも言いましょうか。品があって、居心地がいい。
このカフェを生まれ育った地元にオープンされたことがポイントなんです。
70代の3姉妹がそれぞれに持つ幼なじみ、同級生、地元のご近所さん。
3学年分の人脈が、自然とこのカフェに集まってくる。
ここが同窓会の場所になり、「久しぶり!」が生まれ、また来たくなる。
スタバでもなく、ファミレスでもなく、ゆっくりとした時間を、気の置けない仲間と過ごせる場所。
そういうニーズに、見事にはまっているんです。
選び抜かれた「食器」が場に魅力を与えている
妹さんのお一人が長年集めてこられた食器。
ウェッジウッド、ヘレンドといった高級ブランドのカップ&ソーサーが、棚にずらりと並んでいます。
「どのカップで飲みたいか、選んでいいですよ」という演出が嬉しいです。
コーヒーはサイフォンで丁寧に淹れて600円。
これ、実はとても戦略的です。
価格帯と雰囲気を合わせることで、自然と「ふさわしいお客様」が来てくださる。
大通りに面していない立地も相まって、知っている人、安心できる人が中心のコミュニティが生まれている。
気持ちよく商売できる空間を、無意識に設計されているのかもしれません。


「ボケてる暇はないわ」という言葉
久しぶりにお会いした華蓮さんに、思わず抱きついてしまいました。
「よく頑張ったよね!」って。
大変なことももちろんある、集客の工夫もまだまだ必要、とおっしゃっていました。
でも何より楽しそうなんです。
カフェを開いたことで、いろんな人が会いに来てくれる。その一人ひとりとの出会いが嬉しいと。
「ボケてる暇はないわ」という言葉、笑いながらおっしゃっていたけれど、今を楽しんでおられるんだなと感じました。
「何歳から」じゃなくて、「何歳でも」
コンサルタントとして、私はその場でビジネスモデルを分析する癖があります。
家賃、客単価、回転率……。
でも今回、華蓮さんのカフェで感じたのは、数字を超えたものでした。
今日の70代は、団塊世代。人数も多く、元気で、時間もある。
この世代が「自分たちのための場所」を求めているのは、間違いない。
そしてそこに、自分たちで応えてしまうのだから、かっこいいですね。
やりたいことがあるなら、リスクを減らす方法を考えて、動いてみる。
年齢は、理由にならない。華蓮さんが、そう証明してくれました。
私はランチとコーヒーをいただきながら、3時間ほどおしゃべりして、ついでにインスタも一緒に整えてきました。

現場に行って、一次情報に触れる。これが大事だと、改めて感じた一日でした。
皆さんのコンサルティングにも、しっかり活かしていきますね。




