インプレッションが20倍になった、たった一つの習慣

2026/09/27

コメントは、いちばん手軽な「思考の筋トレ」

「発信しなきゃと思ってるんですけど、書くことが思いつかないんです」

 

女性経営者さんからよくいただくお悩みです。

わかります。

私も、ゼロから何かを生み出すのはけっこう体力がいります。

でも最近、もっと軽やかで、しかも確実に力がつく方法を見つけました。

誰かの発信に、コメントすることです。


きっかけは、いつも聴いている音声配信でした。

地域活性の専門家・木下斉さんが、

「配信を聴いたら、いいねやコメントをしましょう」

とおっしゃっていて。

 

理由は、コメントすることで、聴いた内容に対する自分の意見の解像度が上がるから。

なんとなく「いい話だったな」で終わらせると、そのまま流れていってしまう。

でも一言書こうとすると、頭を一度整理しないといけない。

ここから何を学んだのか、自分はどう感じたのか。

その作業が鍛えられる、というお話でした。

 

もっともだなあと思いながら、しばらく実行できていませんでした。

分かっているけど動けないってありますよね。

 

動いたきっかけは、仕事とまったく関係のないところから

私を動かしたのは、Netflixのドラマ『ダウンタイム』でした。

 

面白い作品に出会うと、私はSNSでみんなの感想を読むのが大好きなんです。

「このシーンをそんなふうに見てたの?」

「私はここを見ていたのに、そう感じた人がいるんやなあ」。

他の人の視点が入ることで、同じドラマがぐっと奥行きを持ちはじめる。

テンションが上がっていた私は、今回は読むだけでなく、意識してコメントを書くようにしてみました。

「私も感動しました」「あのシーン、ツボでしたよね」と。

 

そうしていたら、投稿主さんとやりとりが生まれたんです。

ある方が、

「ドラマの楽しさは、自分では絶対に経験しない感情や体験を知れること。世の中にはこんな人もいるんだと、自分の中が広がること」

と書かれていて。

わかるわかる、と膝を打ちました。

 

たとえば私自身は、おそらく美容整形はしないと思います。

でも、美容整形する人にはこういう背景があり、こういうコンプレックスがあるんだと知ることで、人に対する許容の幅が少し広がる。

そんな感覚があるんですよね。

だから思わず、「ドラマを通していろんな人の考え方を知ると、自分が人に寛容になれる気がするんです」とコメントしました。

 

すると相手の方も「わかります」と返してくださって、そのやりとり自体がとても楽しかった。

そして何より「私はドラマが好き」というふわっとした感覚が、書いた瞬間に言語化されていたことです。

私はドラマそのものが好きなのではなくて、ドラマを通して人の感情を知るのが好きだったんだと。

 

これがすっかり癖になりまして、今はせっせとコメントしています。

ドラマの話、武井壮さんの『ファミリーヒストリー』の話、そして阪神。

マジックも4つ減って、一戦一戦が熱いんです。

雨の中で投手が粘り、守りでミスが出てもそれを取り返すように大山選手が打つ。

ヒーローインタビューで「みんなで勝つ」と言われたら、もう黙っていられません。

 

「受け身の発信」という、もうひとつの入り口

発信というと、自分が主役になって何かを伝えることだと思われがちです。

でも、誰かの発信に対してコメントするのも、言ってみれば受け身の発信。

そして、これがなかなか侮れないのです。

 

瞬発力が鍛えられます。

言語化力も、思考力も鍛えられます。

何より、自分の頭の中にある

「なんとなく好き」

「なんとなくもやっとした」

が、輪郭を持ちはじめる。

事業のコンセプトづくりや、自社の強みの言語化に苦戦している方こそ、この筋トレは効くと思います。

いきなり自分の想いを長文で語るより、他人の言葉を借りて考えるほうが、はるかにハードルが低いですから。

 

私はこれを主にThreadsでやっているのですが、インプレッションがとんでもなく伸びました。

普段は2〜3万ほどなのに、今回は40万近く。

盛り上がっているテーマに絡んでいくと、自分の投稿も一緒に見ていただけるんだなと実感しています。

 

もちろん、インプレッションが伸びたからどうだという話ではありません。

そこから本業へどう自然な流れをつくるか。そこは私もまだ研究中です。

うまくいったら、またご報告しますね。

 

さて、今日あなたが心を動かされた誰かの投稿に、一言だけ書いてみませんか。
案外それが、いちばん近い自己理解の道かもしれません。