最近読んで面白かったのが、こちらの本です。
成熟スイッチ (講談社現代新書) [ 林 真理子 ]
日本大学の理事長に就任された林真理子さんの人生論。
成熟世代に入って、人との付き合い方、老いを受け入れながら人生をどのように楽しむかなど、人生の先輩として参考になりました!
私の中で印象に残ったのは次の3つです。
経営者になるとお土産を持っていく機会も増えますし、頂いたお土産に対するお返しも増えます。
そんな時、何を贈ったら良いか悩みます。
特に、目上の人の場合、美味しいものも私以上にたくさん食べておられる。
そもそも、私は美味しいものに詳しいわけではない。
ほんと、お土産って悩むんです。
林真理子さんが書かれていたのは「地元の物を贈る」ということ。
良いものを見慣れている人に、銀座和光のものを送っても仕方がないという点には納得です。
林真理子さんは山梨のご出身なので、山梨の特産品を贈られるとのことでした。
私の場合は、嬉野茶を贈ることが多いのですが、嬉野茶に加えて、九州の名産をチェックしておこうと思いました。
「好きな仕事に就けるということは、人生の幸せの八割を得たということ」
と書かれています。
作家と言う好きな仕事をついて、文学賞の審査員までされて、娘さんも育て上げられた林さんの仕事と幸せについての言葉は説得力があります。
好きなことができている今の環境に感謝して、細かいことを気にせずにやれることに力を注ごうと思いました
「いっぱい本を読んだからって、立派な大人になって、いい会社に入れるとはかぎらない。
でも、本を読むと、大人になった時に1人でいることを恐れずに済む人間になれます」
どうですか、この言葉。
あぁ、読書って人に寄り添ってくれる力があるんだなぁと改めて思いました。
私も、悶々としていた時期に、この林真理子さんの「成熟スイッチ」を読んで心が軽くなりました。
大人女性が人生後半をどのように生きていくか、成熟世代に突入していく人、手前の人にも参考になります。
久しぶりに林真理子さんの小説も読んでみようと思いました。