日本政策金融公庫さんが、
高校生ビジネスプラングランプリ
を毎年開催されています。
今年は、全国から5014件の応募があったそうです。
その中で、南近畿地区応募者のビジネスプラン発表会にいつもコメンテーターとして呼んでもらっています。
今回は7チームが発表しました。
この中には、夏休みに開催されたワークショップで初めて出会った3名がチームを作り、オンラインMTGを重ねて作り上げたビジネスプランもありました。
高校生同士がオンラインMTGで一つのプランを形にする、プレゼン資料に落とし込むなんて、すごい能力です。
彼らのプランには
・未成年へのお金の教育
・リサイクルをもっと身近に
・保護犬や保護猫を守ろう
など、身近な社会課題、その解決法が提示されていました。
アルバイトアプリTimeeの創業者である小川社長は、高校時代にこのビジコンに参加されていたそうです。
ビジネスプランコンテストに参加すると、次の能力が鍛えられます。
- 身近な課題に気づく
- その解決法を考える
- 考えをプレゼン資料にまとめる
- 大人の前で自分の言葉で伝える
高校時代から自分の頭で考え、自分の言葉で伝えることができるなんて、これから起業するにしても組織で活躍するにしても、自分の能力を生かせるはずです。
私が面白いなと思ったのは、こちらのプランでした。
和歌山県立神島高等学校の生徒さんが作られた梅干し星。
梅干しにねがいを
というコンセプトです。
このところ梅が豊作で余っているので、何とか消費につなげたいという思いから開発されました。
下の写真のように、紙筒に入れて今までとは違う売り場に並べてもらう工夫をされています。
梅干しに願いを込める。
キットカットのように、誰かを応援する時のアイテムになると面白そうです。
梅干しにシールを貼ってメッセージを伝えることもできます。
高校生の時から、ビジネスモデルを考える習慣がつくと、仕事に役立つだけでなく、消費者としても賢くなることができます。
価格の裏にあるものが理解できるようになるから、有効なお金の使い方ができるようになります。
このようにビジネス、儲けの仕組みを考える取り組み、どんどん増えてほしいですね。