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【書評】理系脳な私が「バズる」文章に挑む!「新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと」

2025/04/20

起業家にとって、情報発信は欠かせないものですよね。

ブログ、SNS、メルマガ…。

しかし 「読まれる文章」を書くことは意外とハードルが高いものです。


私自身、理系出身なのでレポートや論文のように 「正確さ × 簡潔さ」 を追求してきました。

柔らかく読みやすい文章を書こうとしても無理がある。


そんな私にとって目からウロコがポロポロと落ちたのがこの本でした。




① 紙媒体とネット記事は「別モノ」!

本書でも強調されている通り、紙媒体の記事とネット記事では 読まれ方が根本的に違う のだとか。

紙 = 正確さ・簡潔さ・14字見出し

ネット = 共感・ストーリー・SNS拡散


レポート脳=情報を「漏れなく最小限」にまとめる技術
ネット脳 =情報を「物語で膨らませ感情を動かす」技術

② 今、ネットで「読まれる」文章に必要な2要素

本書の中で繰り返し示されたキーワードは ストーリー型 × 共感。


ストーリー型 … 事実+登場人物+感情の流れで「自分ごと化」
共感 … 読者の “そうそう!” を誘い、SNSでシェアされやすくする

「正しい情報を短くまとめるだけ」では、人は動きません。
そもそも、読みにくいのです。

まずは読者の感情を震わせることが大切なのだと痛感しました。

③ バズる文章作成サイクル


共感リサーチ
 気になる!というテーマに繋げる
ストーリーテリング
 誰かを主人公にして、感情移入しやすい流れを作る
拡散導線
 キャッチーなタイトル・SNSシェア導線をセット


このループを 書く→反応を分析→改善 で回し続けることで、読み手に取ってより読みやすい文章になります。

バズった実例と、読みやすい文章のヒント

さらに本書が分かりやすいのは、実際に「バズった」記事の具体例が多数紹介されている点です。
どのような切り口で、どのような言葉が人々の心に刺さったのかが、実際の記事を通して解説されています。


これらの事例を見ることで、

「文字数が多くても、読者を惹きつけ、最後まで読ませる文章は書けるんだ」

という感覚が掴めてきました。


単に短い文章が良いのではなく、構成や表現方法によって、読者は飽きずに読み進めてくれる。

実際に、私も事例に挙げられている文章はスムーズに読み進めることができました。


人に読んでもらえる発信をしたい人に、こちらの本、おススメです!