「成瀬は天下を取りに行く」シリーズ第3弾
『成瀬は都を駆け抜ける』 を読みました。

成瀬あかりの清々しさにまた惚れ込んでしまいました。
目の前の出来事をまっすぐ肯定的に受け止める、その姿勢が本当に気持ちいいんです。
そして、不思議と周りの人まで、自分を信じられるようになっていく。
読んでいて胸の奥がじんわり温かくなる物語でした。
成瀬あかりという存在は、まさに周りを明るく照らす人。
照らそうと思っているわけじゃない。
自分の気持ちに素直に、のびのびと生きているだけ。
その姿が、いつの間にか周囲のモヤモヤを溶かしてしまうんですよね。
笑えるシーンもたくさんあるのに、
ふいに涙がこぼれそうになる瞬間もあって…。
ただ明るいだけじゃない、深さのある物語でした。物事を「そういうもの」と受け止められたら、もっとラクに生きられる
目の前のことを、つい否定的に捉えてしまう人っていませんか?
創業塾や事業相談でも、
と、「できない理由」が並ぶことがあります。
もちろん、物事にはプラスもあればマイナスもある。
だからこそ、私たちはその中で
「何を大切にするのか」「どこまで許容できるのか」
を選び取っているのだと思います。
でも、もっと肩の力を抜いて
「そういうものだよね」
と受け止められたら、人生って案外ラクになるのかもしれません。
この本を読みながら、そんな風に感じました。
京都が舞台になり、より没入感がアップ!
第1弾・第2弾は膳所が舞台でしたが、
今回は京都大学にまつわるエピソードがたっぷり。
北部キャンパス、哲学の道、北白川…
情景が目の前に浮かぶようで、読みながらどんどん世界に入り込んでいきました。
成瀬あかり、やっぱり最高!!
読み終わったあと、心がふっと軽くなり、周りが愛おしくなる1冊です。