みなさん、生成AI、どんな風に勉強していますか?
ChatGPT、Gemini、そして最近はClaude Codeのセミナーがあちこちで開かれていますよね。
私もいくつかエントリーしてアーカイブを見たりしているのですが、多いのは「こう使えば業務が効率化できます!」というノウハウ系が中心。
具体的な活用事例は確かに売れるし、すぐ役に立つのでよく分かるんです。
でも、私が感じていた「何か物足りない」という感覚──それが今回の東大が主催するAI経営講座受講へとつながりました。

「使い方」だけじゃなく「世界の流れ」を知りたかった
私自身、中小企業向けの生成AI研修をすることもあり、初心者向けのAI講座を展開しています。
そこで気づいたのが、単に「このツールの使い方」を教えるだけでは足りないということ。
「この技術が、世の中をどう変えていくのか」──そういう大局観を自分自身が持っていないと、受講者さんへの本当の意味での支援にならない。
そう感じていました。
補助金や経営革新などの制度についても、私はいつも2つの視点が大切だと思っています。
ひとつは「自社にどう活きるか」というミクロな視点。
もうひとつは「国がどういう方向を目指しているのか」というマクロな視点です。
例えば「健康経営優良法人って取って何になるの?」という声もよく聞きます。
でも、国が力を入れている理由を知っていると、将来の採用戦略や労働基準法の変化まで想像できる。
制度は「なぜ国がお金をかけてやっているのか」を知ってこそ、活かせるんですよね。
AIも同じです。
「どのプラットフォームがいいか」
「画像生成のコツは」
というノウハウと合わせて、パナソニックのような大企業がどんな取り組みをしているのか、社会全体がどこへ向かっているのかを知ることで、長期的な視点と準備が生まれると思っています。
そんな想いから出会ったのが、東京大学・松尾先生監修のAI経営講座でした(SNS広告から!笑)。
週1回×全10回、大学の単位みたいな感覚で
この講座は週1回、1コマ90分のZoom配信で、全10回のコース。
経営戦略・人事・労務・物流・調達・経理など、あらゆる経営の場面でのAI活用を総合的に学べる内容でした。
松尾先生といえば日本のAI研究の第一人者。
松尾研からはAI系スタートアップを立ち上げた学生起業家もたくさん輩出されていますよね。
「一度は聞いてみたい」という憧れもあって、迷わずエントリーしました。
学習スタイルは、Zoomかアーカイブを視聴して、レポートを提出するというもの。
このレポート提出が、実は今回いちばん大事なポイントでした。
「レポート出さなきゃ」が、私を救ってくれた
正直に言います。受講期間中、学習時間の確保はまあまあ大変でした(笑)。
自分自身の補助金申請もあり、クライアントさんの補助金サポートもあり、経営革新の新しい取り組みもあり……。
毎日「急ぎのこと」が山積みで、「時間ができたらアーカイブ見よう」と後回しにしがちな状況。
でも今回は違いました。「1週間以内にレポートを出さないと修了証がもらえない」という強制力があったから。
これって、経営していると本当に身につまされる話だと思うんですよね。
「急ぎではないけど重要なこと」って、後回しにしがちじゃないですか。
セミナーのアーカイブ、読みかけの本、未来の戦略を考える時間……。
すぐに売上にならないことへの時間投資って、分かっていてもできない。
でも「受講料を払って、単位認定というプレッシャーがある」という環境に身を置いたことで、毎週ちゃんと学習時間を確保できました。
勉強は「セラピー」にもなる
もうひとつ、目の前のことがうまくいっていないとき、勉強している時間ってある種の現実逃避になります(笑)。
私はこれを「勉強セラピー」と呼んでいます。
知的好奇心が刺激されて、その世界に没頭できる時間。
経営者として色々な重荷を抱えていても、その時間だけは純粋に「知りたい・学びたい」という気持ちに戻れる。
これって、案外大切な時間だと思っています。
だから今後も、有料セミナーや講座という「お金をかけたから見なきゃ!」というインセンティブをうまく使いながら、学習時間を確保していきたいと思っています。
そして、地味に嬉しかったこと
3月に無事修了し、修了証をいただきました!
東京大学・松尾豊教授の名前が入った修了証。
「地味に嬉しい」ってレベルじゃなかったです(笑)。やっぱり最後まで走りきると、ホッとするし、自己肯定感も上がりますよね。
「急ぎではないけど重要なこと」に時間を使い、最後まで完走する。
それ自体が、経営者としての筋トレになっていると感じています。
みなさんも、ノウハウだけじゃない「大局観」を育てる学び、ぜひ取り入れてみてください。