ゴールデンウィーク中、Netflixのドラマ「地獄に堕ちるわよ」を一気見しました。
占い師・細木数子さんの生涯をモデルとしたこのドラマは、私たちが知る「テレビタレント」としての彼女の姿を大きく超えた、女性実業家の物語でした。

占い師ではなく、実業家だった
テレビ番組で見かけるあの独特のキャラクターから想像していた以上に、細木数子さんは次々とビジネスを立ち上げ、成功させておられました。
おにぎり屋に始まり、キャバレー、ディスコ、レストラン経営と、時代が何を求めているのかを敏感に感じ取り、素早く事業化していく姿が印象的です。
飢えから生まれるエネルギー
戦後の貧困の時代に幼少期を過ごした細木さんが持つエネルギーは、私たちの想像を超えていました。
食べるものさえない時代を生き抜いた経験が、彼女の中に強烈な「欲望」を生み出していたのです。
生き残るための純粋なエネルギー。
貧困という絶望的な状況の中で、「この生活から抜け出したい」という思いが、彼女を突き動かしていたのだと思います。
現代の私たちが持つ「欲しい」という感覚とは、スケール感が全く違います。
何度も騙されながら強くなる
ドラマを通じて印象的だったのが、彼女が何度も騙され、失敗を経験しながらも、そのたびに強くなっていく姿です。
騙された経験が、彼女を逞しく強かにしていく。
時代を先読みする力
唸ったのは、彼女の「時代を読む力」です。
人々が何を欲しているのか、世の中が次に必要とするものは何か—その感度の高さは、事業家として最も大切な資質ではないでしょうか。
周囲を引き込む力
もう一つ注目したいのが、彼女が周りの人を引き込む力です。
ときには恐怖心すら感じさせるその存在感と説得力は、生まれつきのカリスマではなく、絶望的な状況の中で必死に生き抜いてきた結果の産物だったのだと思います。
ドラマの内容には賛否両論あると思います。
その強引さや容赦なさに眉をひそめる人もいるかもしれません。
でも、女性実業家の一台記として、かなり見応えがありました。
昭和を生き抜いた女性事業家の生き方、ビジネスチャンスの掴み方として一度見る価値があります。