わくらくでは月10回ほど、勉強会を開催しています。
先日は「AI時代のライティング勉強会」を開催しました。
講師は、ウェブメディア「Lマガジン」の編集長であり、15年以上のキャリアを持つプロライター・服部さん。
同じシェアオフィスで出会い、仲良くなるうちに「勉強会をしませんか」とお声がけいただいた方です。
この出会いが生まれたのは、シェアオフィスやコワーキングスペースという環境があったからこそ。
私が入居しているbillage OSAKAでは2〜3ヶ月ごとに交流会を開催してくださいます。
ビール片手にピザを食べながら、仕事のことから趣味のことまで、自然な形で人間関係が築ける。
そういう「場」の力を実感する瞬間です。
AIは便利。でも「AIっぽさ」が、あなたの価値を下げている
皆さんも感じていませんか?SNSやブログで「これ、AIが書いてるな」と分かる投稿、増えていますよね。
私も毎日のように文章作成でAIを使っています。効率が上がるのは間違いない。
だからこそ、この課題と向き合う必要があります。
AIの便利さを活かしながら、自分らしさを失わない。
その両立が、今の時代を生き抜く女性経営者には欠かせないスキルだと気づかされました。

プロが教えてくれた、AIライティングの4つのリスク
服部さんが講座の冒頭で指摘されたのは、AIを使う際の4つのリスク。
中でも印象的だったのが「AIは真面目な顔で嘘をつく」という言葉です。
データから確率的に正しそうな文章を生成するのがAIだから、事実確認の重要性は言うまでもありません。
そして最大のリスクが「個性がなくなる」こと。
多くの女性起業家が直面している課題ではないでしょうか。
違いは「言葉選び」。その背景にあるものとは
講座の核となったのが、AIが生成した文章をいかに人間らしく直すか、という実践的なパート。
化粧水の紹介文を例に挙げられました。
AI版: 「この化粧水は即効性があり、肌への浸透率が高まります」
改善版: 「この化粧水は肌をプリッとさせる、とっても大切なステップです」
さらに細かい工夫として「浸透率が高まります」を「お肌に浸透します」と言い換えるだけで、文章が柔らかく、人間らしくなる。
失敗談を混ぜたり、堅苦しさを取り払ったり……。そうした具体例が、次々と提示されました。
驚いたのは、講師の服部さんが40代か50代の男性でありながら、女性向け商品のコピーを次々と自然な形で提案されること。
これって、単なる技術じゃなくて、感性の問題なんだ。 そう気づかされました。
セミナー後、服部さんに直接質問させていただきました。
「言葉選びのセンスって、どうやって磨かれたんですか?」と。
返ってきた答えは、シンプルでしたが、深い。
「家族との会話、テレビで耳にした表現、周囲のしゃべり方……そういった自然な言葉を、無意識のうちに脳のデータベースに溜め込んでいるんです。
そして文章を書くときに、それが自然と出てくる」
15年、20年かけて積み重ねた経験が、今の言葉選びの精度につながっているということ。
プロってすごい、と改めて思いました。
あなたが見落としていることを、プロは拾っている
AIが吐き出した文章を直すには、まずその文章に「違和感」を持つ必要があります。
その違和感を感じるのは、良質なキャッチコピーをたくさん目にしているか、すんなり頭に入ってくる文章をたくさん読んでいるか……
言葉のセンスが磨かれているかどうかで決まるということです。
つまり、自分が発信した文章に違和感を感じられるようになるには、アウトプットを続けるしかない。
文章のセンスを磨くことは、筋トレと同じです。
数を打つこと、つまり「やり続ける」ことが不可欠。
新しいツールが次々と登場する時代だからこそ、この基本は変わりません。
このセミナーを通じて、私も改めて確認できたことがあります。
ひとつは「もっといい文章をたくさん読む」ということ。
心に残った表現、思わず何度も読み返した記事、そういう「良質なサンプル」を意識的に増やすこと。
もうひとつは「自分の考えや感じたことを、言葉にするトレーニングを続ける」ということです。
わくらくでも実践している音声配信や、日々のSNS発信がそれ。完璧を目指さず、継続すること。
AIは確かに便利です。でも、最終的にあなたの商品やサービスを選ぶお客さんが求めているのは、AIではなく人なんです。
AI時代だからこそ、その人らしさが、最大の競争力になる。
わくらくではこれからも、そんなスキルを磨くための勉強会を開催していきます。