1. ブログ
  2. 「大丈夫」の裏側にある「助けて」——私が自分をご機嫌に保つ方法
 

「大丈夫」の裏側にある「助けて」——私が自分をご機嫌に保つ方法

2026/06/10

最近、『銀河の一票』というドラマにどっぷりはまっています。

黒木華さんと野呂佳代さんが東京都知事選に挑む物語なんですが、選挙というテーマを扱いながら、社会のちょっとしたもやもやや、誰かの困りごとに静かに寄り添う視点がとにかく丁寧で。

「あ〜、わかるわかる」と心がざわつく場面が多いんです。

 

その中で黒木華さん演じる茉莉さんが、こんなことを言ったんです。

「本当に助けが必要な人ほど、助けてほしくないという空気をまとっている」

……ハッとしました。

 

「大丈夫です」って言いながら、目が笑っていない人たち

私は女性起業家の相談に乗る仕事をしています。

売上が思うように伸びない、スタッフとのコミュニケーションがうまくかみ合わない、資金繰りが綱渡りになってきた

——そんな、かなり深刻な悩みを打ち明けてもらうことも少なくありません。

 

ただ、女性経営者ってほんと真面目で、強くて、ちょっと頑固なんです(褒めてます、もちろん)。

だから相談に来ているのに、「大丈夫です!」ってきっぱり言ってのけたり、アドバイスをそっと横に置かれてしまうことがある。

 

「大丈夫って言ってるけど……それ、絶対大丈夫じゃないよね」と感じる瞬間が、正直あります。

 

そういう時、私はどうするか。

信頼関係が育っている相手にはぐいっと踏み込みます。

でも、まだその段階じゃないと感じる相手には、言葉を手放して、じっと様子を見守る。

そのさじ加減に、毎回悩んでいます。これは今もまだ、手探りのままです。

 

ドラマの中では「しっかり聞かせてください」という安全地帯をつくってから、相手の心がゆっくり開いていく場面があって。その丁寧さが、すごく刺さりました。

 

私自身はどうやって「大丈夫」を保っているのか

よくパートナーに「能天気でいいよな〜」と言われます。はい、ある程度はそうです(笑)。

でもその能天気、実はちゃんと根拠があります。

 

「時間が解決してくれることの方が、圧倒的に多い」 という確信があること。

そして、「自分が抱えきれないトラブルは、そもそもやってこない」 という、人間のレジリエンスへの信頼です。

大変だな〜と思っても、「なんとかなるやろ、なんとかなる力が私にはある」と本気で思っています。

これ、楽観主義とは少し違って、経験から積み上げてきた確信のようなものです。

 

「悲劇」を「喜劇」に変える、私なりの魔法

もうひとつ、大切にしていることがあります。

しんどいと思ったら、もやっとした瞬間に、誰かに話す。

 

ポイントは、アドバイスを求めているわけじゃないこと。

話すことで、自分の頭が整理されるんです。

 

たとえば取引先とひと悶着あったとします。

一人で抱え込むと、「なんであの時確認しなかったんやろ」「なんであの人あんな言い方するんやろ」と、どんどん悶々としてくる。

でもスタッフに「聞いて聞いて、こんなことがあってさ〜」と話し始めると、「え、それってどういう経緯だったんですか?」と聞き返される。

その一言で、「あ、そうか、この事実を見落としてた」「私、完全に自分目線だけで見てたわ」と気づけたりするんです。

 

一人で抱え込むと悲劇。

誰かと話して笑い飛ばせたら喜劇。

同じ出来事でも、どちらになるかは「誰かに話すかどうか」で変わると思っています。

 

「頼る人」は、ひとりじゃなくていい

それから、頼る場所を複数持つこと。これ、本当に大事です。

 

私の場合、仕事の相談は経営者仲間の穂口さん。彼女は私の性格も、ビジネスの背景も、周りの環境もよくわかっていて、経営者目線で一緒に考えてくれる。

スタッフとのやり取りや会員さんへのサポートについてはスタッフの小島と。

会社の将来についてはパートナーと。そしてパートナーへの悩みは……別の友人に(笑)。

 

全部を一人に話せる人なんて、いないんです。

だからこそ、テーマ別に「この人なら」という存在を複数持っておくと、心のバランスが保ちやすい。

 

弱音を吐けるようになったのは、40歳を過ぎてから

実は私も、ずっと弱音を吐けるタイプではありませんでした。

弱音を言ってしまったら、弱い自分を認めることになる気がして、ずっと「大丈夫」を演じていた時期がありました。

 

でも40歳を過ぎた頃から、「一人で抱えられる量には限界がある」という現実を認めるようになって。

それと同時に、「相手だって、適当に聞き流してくれるんだからまあいいか」という、妙な割り切りが生まれて(笑)。

その頃から、ずいぶん楽に話せるようになりました。

 

あなたは今、誰かに「話せて」いますか?

「大丈夫」って言いながら、内側でじわじわ消耗していませんか。

 

助けを求めることは、弱さじゃない。

むしろ、自分のことをよくわかっている人の、賢い選択だと思います。

話す相手は、アドバイスをくれる人でなくていい。

ただ聞いてくれる人でいい。もやっとした段階で、誰かの声を聞きに行ってほしいなと思います。

 

私も、まだ答えは出ていないことの方が多い。

でも一緒に、手探りで「大丈夫」を育てていけたら嬉しいです。

 

もやもやした思いを抱えている方は、30分無料相談を活用して下さいね。