淀屋橋のオフィスビルでPOP UPショップを持てる「みんまちSHOP」

九星カラーセラピーの六車さんが来てくださいました。
コンサルタントが、なぜお菓子を?
22年間、コンサルタントとして仕事をしてきた私が、なぜサブレを開発しているのか。よく聞かれます。
私の実家は、佐賀県嬉野市にあります。お茶と温泉と焼き物の街です。
嬉野温泉は、お湯がとろとろで肌がつやつやになる、日本でも有数の質の高い温泉。
そのお湯で湯豆腐を作ると豆腐が溶けて鍋が白くなるほど、泉質が濃いんです。
温泉豆腐として有名なその料理、一度食べたら忘れられません。
18歳で地元を離れてから、ずっと心のどこかで思っていました。
「もっとたくさんの人に嬉野を知ってほしい」
「実家のお茶農家を、何かで支えたい」と。
そんな気持ちが、去年、大阪府の補助金の機会と、コミュニティ会員さんのカフェ・OEM生産のご縁とがつながって、形になりました。
「補助金使って何かできたらいいな」という、ある意味すごく軽いノリで始めたんです(笑)。
実家のお茶を使ったサブレを試作に試作を重ね、今は3種類。
緑茶、アールグレイ(ベルガモット紅茶)、プレーンの紅茶。ネットショップ、イベント、道の駅、そして月3回の淀屋橋ポップアップ販売と、少しずつ広がっています。
「ありがとう」と言われた、あの瞬間のこと。
ここで、ずっと忘れられないエピソードをひとつ話させてください。
私が起業したばかりの頃のことです。
当時はリフレクソロジーやアロマセラピーのセラピストとして独立するために、マルシェイベントに出始めていました。
初めてのイベント出展、会社の同期の山田さんに声をかけたら、わざわざ見に来てくれたんです。
でもその日は大盛況で、私はお客様のリフレクソロジーをずっと施術しっぱなし。
山田さんが来てくれたのはわかるけど、手を止めることもできない。
山田さんも「頑張ってね!」と手を振って帰っていきました。
後日、山田さんと会ったとき、こう言ってくれたんです。
「三根さんがあんなに生き生きと仕事してるのを見て、私も頑張ろうって思ったわ。元気もらった。ありがとう。」
……正直、びっくりしました。
私は必死でした。新しい事業を軌道に乗せようと、自分のことだけでいっぱいいっぱい。
誰かを元気づけようなんて、これっぽっちも考える余裕はなかった。
なのに、その「必死な姿」が、山田さんの何かに火をつけていた。
「誰かを元気づけたい」なんて背負わなくてよかったんだ、と思った瞬間でした。
自分に夢中な姿が、誰かの「ハッ」につながる。
今も同じことを感じます。
ポップアップ販売をしていると、SNSを見てわざわざ電車に乗って来てくださる方がいます。
「応援したくて」と私のサブレを買って、また誰かにプレゼントしてくださる方もいます。
そのプレゼントを受け取った方が「新しいことにチャレンジしてるってすごい、元気もらった」と言ってくれる。
佐賀の地元では、80近いおばちゃんたちが、今まで触ったこともなかったインスタグラムを始めて、私をフォローしてインスタライブを見てくれています。
ゴールデンウィークに帰省したときに会ったら、「頑張ってるから、おばちゃんも嬉しいわ」と言って目を細めてくれた。
そして私自身も、コミュニティの会員さんがクラウドファンディングに挑戦したり、新しいお店を開いたり、オリジナル化粧品のプロモーションを頑張っていたりするのを見て、「私ももっとできる!」と何度も背中を押してもらっています。
支援する側と、支援される側。その境界線って、案外なくて。お互いが、お互いを元気にしているんだと思います。
だから、まず自分のことに集中していい。
私がクライアントさんや会員さんによく伝えることがあります。
「人の役に立とうと、深く考えなくていい。まず、自分が何をしたいのかに正直に、一生懸命やってみて。」
自分が夢中になっている姿、チャレンジしている姿は、周りの人がちゃんと見ています。
その姿が誰かの「ハッ」を生んで、誰かの歩みを一歩前に進めることがある。
もちろん、慣れないことは大変です。
私もお菓子の賞味期限管理や在庫調整に、今まで使ったことのないエネルギーを使っています。
でもその「大変さ」も、私の中の新しい引き出しになっていくと信じています。
思いっきり、自分のやりたいことに集中しましょう。
それだけで、あなたはもう、誰かを元気づけています。