先日、リウムスマイル!穂口さんと月1回のコラボライブを行いました。
テーマはずばり、「AIに惑わされていない?あなたのやりたいことは何?」

「え、惑わされるって?AIって便利なツールじゃないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そこに、今の時代のちょっと怖い落とし穴があるんです。
AIを「秘書」として使う人と「神様」として使う人
まず、はっきり言っておきたいのは、AIをうまく活用している方は本当に素晴らしいということ。
自分の思考を広げるために壁打ち相手にする、しゃべった内容をきれいな文章に整えてもらう——こんな使い方は最高です。
でも最近、コンサルの現場でじわじわと気になるケースが増えてきました。
あるとき、補助金申請を考えているという方が相談に来てくださいました。
「AIに相談したら、①②③というアイデアが出てきたんです」と。
そこで私が「それで、あなたはどれがやりたいの?」と聞くと、返ってきた言葉が——
「どれもピンとこないんですけど、AIが①をやった方がいいって言うんで」
ちょっと待ってください。それって、AIに決めてもらっていませんか?
AIはあくまで自分が「やりたいこと」を助けてくれるツール。
なのに、自分が何をやりたいかを、AIに決めてもらっている。
これ、順番が逆転していると思いませんか?
補助金があるから使いたいという気持ちはわかります。
締め切りが迫ってくる焦りもわかる。
でも「とりあえずAIに何か作ってもらおう」という状態では、自分のエネルギーも時間も、ちょっともったいない使い方になってしまうんです。
AIの答えは「スタート地点」であって「ゴール」ではない
AIは膨大なネット上の情報を集めて、整理して、提案してくれます。
これは本当にありがたい。どこから調べればいいか迷う時間が劇的に短縮される。
でも、そこで止まってしまうと、思考がぐるぐると頭の中で循環するだけになってしまいます。
実際にこんなことがありました。
ペットのワンコご飯を作っている方の事業計画書をお手伝いしたとき、競合リサーチをAIに依頼したんです。
するとA社・B社・C社が出てきた。
さて、そこからが本番です。
A社のホームページを実際に見てみる。
レビューを読む。
インスタで検索してみる。
そして、ペットフードに詳しい人にリアルで話を聞くと
「A社ってもともとお肉屋さんが背景にあって、こういうこだわりがあるんですよ」
なんて話が出てきたりする。
AIがくれた情報が、一気に立体的になる瞬間です。
そのリアルな解像度の高い情報を持ってまたAIと壁打ちすると、さらに深くなる。
AIは使う人の経験値や知識の量を超えることができません。
だからこそ、自分自身がいろんなものを見て、感じて、人と会って経験を積み重ねていくことが、AI活用の質をぐっと上げていくんです。
実は、私自身もやらかしていました
こんなことを偉そうに言っている私ですが、私もAIに決断をゆだねていた時期があります。

お菓子の開発と本業が重なって、決めなきゃいけないことが山積みで、もうキャパオーバー寸前でした。
「とにかく効率化したい!」という一心で、ランディングページの文章も毎日のブログも、ほぼ全部AIに任せきりにしていたんです。
そのとき私の頭にあったのは、「やりたいことを発信する」ではなく、「タスクを終わらせること」 だけ。
ランディングページの文章、完了。
ブログ、完了。
チェックリストを消していく感覚でした。
そこにスタッフが「三根さん、なんでこんな内容を発信したんですか?」と聞いてくれたんです。
ちょっとおかしいって、違和感を持ってくれていたんですね。
私が返した言葉は
「いや、これAIがこうした方が良いって提案してくれたので」
言ってから、ハッとしました。
AIに決断を委ねていた。 それに、いっぱいいっぱいの状態だったから、自分では全然気づいていなかった。
「AIに使われていないか?」を、定期的に問い直してほしい
忙しいとき、余裕がないとき、人は知らないうちにAIへの依存度が上がっていきます。
それは決して恥ずかしいことではない。
でも気づかないまま走り続けると、気づけばAIがご主人様で、自分が召使いという状態になってしまう。
だから一度、立ち止まって聞いてみてください。
今やろうとしていること、自分で決めましたか?
AIが出してくれたアイデア、自分の言葉でちゃんとピンときていますか?
タスクを終わらせることが目的になっていませんか?
AIは最高のパートナーになれる存在です。でもそれは、あなたの「やりたい」がしっかりと真ん中にあるときだけ。
あなたの事業の主役は、あなた自身ですよ。