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小さなお店のお客様はコミュニティになる

2023/01/04
私が愛用している服屋さん apartment#03さんは、
路面店ではなく、テナントビルの5階にある
隠れ家的なお店です。

いつもこんな感じで、試着写真を撮ってもらっています。

アパレルブランドのサンプル品や、撮影で短時間使用した中古品などを
市場の3割くらいの価格で販売されています。
オシャレなアイテムがお手頃価格で購入できるので
人前に立つ機会が多い女性経営者には嬉しいお店!
会員さんや、友人にもたくさんクチコミしているので
私の周りにもapartment#03さんで購入されている方が多いです。

こちらのお店のお客様って、熱心なファンの方が多いんです。
そしてお客様同士が緩く繋がっています。

先日、面白いエピソードがあったので紹介しますね。

ノベルティグッズはファンの目印

apartment#03さんが、10周年記念グッズとしてオリジナルキャラクターを描いた
バッグを作られました。
オリジナルキャラクター アパニャンです。
(画像はapartment#03さんのInstagramからお借りしました。)

ある日、JR大阪環状線に乗ったら目の前に、このバッグを持っている方がいらしたのです!
この時、私の脳内では、次のようなことを考えました。

あ、apartment#03さんのお客さんだ!
→一緒のお店のお客様仲間だ、嬉しい!
→apartment#03さんのお客様なら、きっと素敵な人だわ
→話しかけてみよう!

そして
「突然すみませんが、このバッグ、apartment#03さんのバッグですよね。
私もお世話になっているんです。」
と話しかけました。

先方は多少ビックリされましたが、すぐに打ち解け合って
apartment#03さんにどんなにお世話になっているかという事を語り合いました。
ファン同士が、お店の人も知らないところで勝手にファン熱を語っているのです(笑)

思いがけないつながりに心が温かくなり
名刺を交換して、Instagramを相互フォローしました。

街中でユニクロの袋を持った人を見かけても、
あ、仲間だ!
という感覚はなかなか芽生えません。

今回は隠れ家的なスモールビジネスのお店だからこそ、
外で仲間を見つけた時にとっても嬉しくて、連帯感を感じたのです。

スモールビジネスができるお客様をつなげる工夫

電車の中で見かけた人に声をかけるという
このやり取りは、ただ単に、私が積極的な人間だから起こったわけではなく
apartment#03さんが、その素地を作って来られたからできたことです。

apartment#03さんは、お店がお客様の居場所になるように、次のような取組をされています。
  1. 定期的にイベント開催
  2. お客様の着用写真をアップ
  3. 目につくノベルティ

1.定期的にイベント開催

イベ―ジコンサルタントの先生とのコラボ、アクセサリーオーダー販売会、メーカー協賛販売会
ワイン会など、ファッションに関わる企画も、そうでない企画も定期的に開催して
お客様が交流される機会を作って来られました。
お客様が気軽に声を掛け合う空気感ができているんです。

2.お客様の着用写真をアップ

私も試着するたびに写真を撮ってもらいSNSでアップしています。
お客様はお店にどのような服が入荷されているか、
どのようなコーディネートで着こなしているか気になるもの。



着用写真をチェックしているうちに、自然とお客様同士がお客様の顔を覚えていきます。
私も、頻繁に着用写真をアップしているので
「三根さんが買ったピンクのスカート可愛いかったわー」
なんて声をかけられることもあります。

3.目につくノベルティ

ロゴやイラスト入りのバッグは気軽に使うことができて
ファン同士の目印になります。

特にスモールビジネスのお店のグッズを街中で見かけた時は、
同志を見つけた!と思わず興奮してしまうものです。
ファン同士が繋がりを感じられるようなノベルティグッズを作成出来たら良いですね。

今回は私のお気に入りのお洋服屋さんが、コミュニティ、居場所になっているなぁと
改めて感じたので紹介しました。

皆さんも、自分にとって居場所となっているような場所はありませんか?
そんなお店があったら、自分自身がどこに居心地の良さを感じているのか
分析してみると面白いですよ。

また、こんな熱烈なファンが集うお店 apartment#03さんが気になる方は
一度足を運んでみて下さい。
通う人がファンになる秘密がわかるはず!

大阪市中央区南船場3丁目6-1 サイプレス心斎橋503