先日、近畿大学の近くを歩いていたら、思わず足を止めてしまうサービスを発見しました。

不動産管理会社・第一住建が管理する物件の入居者が、ヘアサロン・ネイルサロン・フィットネスなどを無料で利用できるというサービスです。
実際に、入居者専用のネイルサロンやヘアサロン、カレー屋さんが併設されていました。
「住む場所を選ぶ理由が、こんな形で生まれるんだ」と、ビジネスの面白さを改めて感じた瞬間でした。
ユーザー視点で考えてみる
大学生って、おしゃれへの興味は人一倍あるけれど、使えるお金には限りがある。
授業に課題に、バイトもある。
そんな中で、
「指定した物件に住むとネイルもヘアもフィットネスもカレーも無料」
となったら住みたいですよね(笑)。
住宅選びって、家賃・立地・設備で決めることが多いけれど、
「ライフスタイルを丸ごと支えてくれるかどうか」
という視点も、これからの差別化の鍵になってくるんだと思います。
私が本当に「面白い!」と思ったのは
このサービスを逆側から見てみると、どうでしょう?
ネイルサロン・エステサロン・アロマサロンを運営している皆さんが、不動産会社にこのサービスを営業をかけることができるということです。
不動産会社は今、どこも
「自分の物件に入居してほしい」
「他の物件と差別化したい」
「何か面白い取り組みをしたい」
と考えています。
そのニーズに、あなたのサービスがズバリはまるかもしれない。
そして、数字の面でも考えてみます。
たとえばネイルサロンのメニューが5,000円だとします。
ホットペッパービューティーなどのプラットフォームから予約が入ると、約40%が手数料として引かれ、手元に残るのは約3,000円。
でも、不動産会社に提案するときはこう言えます。
「入居者特典として4,000円でご提供できます」
通常の手取り=5,000×(1−0.4)=3,000円
不動産提携の手取り=4,000円(広告費ゼロ)
不動産会社は入居者に喜ばれる特典が手に入り、入居者はお得にサービスを受けられ、あなたは広告費ゼロで通常より収益が上がる。
これ、まさにWin・Win・Winだと思いませんか?
「自分のサービスと相性のいいコラボ先はどこだろう?」
この視点で周りを見回してみると、意外なほどたくさんの可能性が見えてきます。
不動産×ネイルサロン、不動産×エステ、不動産×ヨガ教室、不動産×カフェ……。
一見「関係なさそう」な業種の中に、あなたのサービスの新しい出口が隠れているかもしれません。
新規顧客を広告費をかけて獲得しようとするのではなく、すでに「顧客を集めている場所」に自分のサービスを届ける。
これが、これからの小さくても強いビジネスの戦略のひとつです。
ぜひ一度、「コラボできそうな場所」を探す目線で、街を歩いてみてください。