
あなたは自分のポテンシャルを正確に知っていますか?
「私なんてまだまだです」
そう仰る方の確定申告を見せてもらったら、かなりの実力者だったということがよくあります。
逆に、大手の商業施設などに出店して大活躍されているけど、数字を見ると、かなりしんどい状況だった、というケースも。
どちらが良い・悪いという話ではありません。
ただ、自分の事業を客観的に眺められているかどうかで、次の一手がまったく変わってくる。それを痛感しています。
事業計画書を国に認定してもらおう
みなさん、経営力向上計画ってご存知ですか?
事業計画書を書いて国に提出すると、「認定」してもらえるという制度です。
似たような制度に「経営革新計画」などもありますが、経営力向上計画はその中でもスモールビジネスにとって一番手軽でメリットが大きいものだと思っています。
内容としては、自社の強みや生産性向上のための取り組み、そして売上を伸ばすためのストーリーを数字とともにまとめて提出するもの。
審査はそれほど厳しくなく、わくらくの会員さんもご自身で書いて、ほぼ通っています。
オンライン申請なので、慣れれば半日ほどで完成します。
認定されるメリット
一番のメリットは、補助金申請の際に「加点」されることです。
私はよく、補助金の審査を「フィギュアスケートの採点」に例えています。
申請書の内容に対して審査員が点数をつけていくのですが、そこに加えてボーナス点が加算される項目があるんです。
賃上げをしているかどうか、そしてこの経営力向上計画を持っているかどうか、などがそれにあたります。
最近の補助金は、この加点がないと通りにくい時代になっています。
だからこそ、
「加点項目はできるだけ、先に取っておきましょう」
と会員さんにもお伝えしています。
他にも、銀行借入の金利優遇や税制上の優遇措置といったメリットもあります。
3年前は1.2%だった金利が今や2.4〜3%になろうとしている時代。
0.1%、0.2%でも優遇されるなら、持っていて損はありません。
大きな設備投資をするタイミングでは特に効いてきます。

でも、一番のメリットは「数字と向き合う機会ができること」だと思っています
制度のメリットを並べましたが、私が本当に伝えたいのはここからです。
経営力向上計画を作るには、3年間の売上計画を含む事業計画書を書く必要があります。
「書く機会がないと作らない」事業計画書を、申請というちょうどいい外からの力によって作ることができる。
これが実は一番の価値だと思っています。
今回、わくらくの会員さん向けにモニターで無料サポートをしたのですが、そこで決算書を見せていただきました。
確定申告が終わったばかりのタイミングで、売上の構成などをじっくり拝見したんですね。
そしたら——
「数字は嘘をつかない」と、改めて実感しました
決算書を見ながら、驚くことがたくさんありました。
「私なんてまだまだです」とおっしゃっていた方の数字が、実は同規模の他の事業と比べてもしっかりした数字を出していたり。
「ここが伸びてます!」と感じていた部分に、実はかなりの労力が集中していて、費用対効果で見るとしんどい状況になっていたり。
本人の主観と、数字が示す客観的な事実は、思った以上に違うことがある。
私は多くの決算書を見てきているので、
「この規模でこの数字はすごい」
「ここは切り替えを考えた方がいい」
という判断軸が自然と身についています。
それを伝えると、
「そうか、私ってここが強かったんだ」
と初めて気づいてくださる方がたくさんいます。
自分の決算書は、自分では冷静に見られない
これ、すごくよくわかりますよね。
自分の決算書を見るとき、どうしても「こんなに頑張ってきたんだ」という気持ちが入ってしまいます。
売上が伸び悩んでいるサービスでも、思い入れがあるとなかなか手放せなかったりする。
だからこそ、誰かに見てもらうことが大切なんです。
継続的なコンサルでなくてもいい。
スポットで1回だけでもいい。
「この決算書を見て、伸びしろを教えてください」と言える人を持っておくだけで、見えてくるものがまったく違います。
具体的なステップ
「経営力向上計画」で検索してみてください。
電子申請のページが出てきます。
最初は完璧でなくていい。
単語だけでもいいので、思い当たることを入力してみましょう。
次に、各都道府県にある「よろず支援拠点」に相談に行くのがおすすめです。
入力した内容をPDFでダウンロードして持参すれば、無料でアドバイスをもらえます。
1回相談すれば、あとは自分でできるようになる方がほとんどです。
もちろん、私もサポートしています(こちらは有料になりますが)。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
数字は、あなたの努力を裏切りません。でも同時に、あなたの思い込みにも忖度しません。
だからこそ、数字は正直で、公平で、そしてあなたの本当の実力を教えてくれる。
「数字が苦手」という女性経営者ほど、一度プロの目で見てもらってほしいと思います。
きっと、自分が思っている以上の可能性が、そこには眠っています。
補助金申請・経営力向上計画のサポートについては、わくらくまでお気軽にお問い合わせください。