会社が倒産しても、彼女が困らなかった理由
2026/09/24連休のあいだ、わくらくにも「副業を始めたいんです」というお問い合わせをたくさんいただきました。
まとまった時間が取れる時期は、自分のこれからをしっかり考えたいという方も多かったみたいですね。

説明会でいただいたご質問のひとつが、これでした。
「起業して軌道に乗るまで、みなさんどれくらいかかるものですか?」
これは本当に人それぞれです。
その人の持っている力にもよりますし、業種にもよります。
ただ、傾向ははっきりあります。
「商品がもうできている人」は、やっぱり早い
会社員時代の仕事の延長線上で起業される方は、結果が出るのが早いです。
たとえばウェブデザインをされていた方がウェブデザインで独立する。
研修講師をされていた方が、自分のプログラムを持ったまま独立して研修会社に登録する。
この場合、すでに商品が完成しているんですね。あとは届け方の問題です。
いっぽう、会社員時代に「売れる技術」を特に身につけてこなかった方の場合は、まず自分の強みを棚卸ししながら商品をつくるところから。
そのうえで売り方も学ばないといけない。当然、時間はかかります。
でもこれ、落ち込むところではないんです。
だって、そもそもの目的は「早くゴールすること」ではなくて、「自分がどうなりたいか」ですから。
私自身は、会社員時代に大きな会社にいたので転勤がとにかく多かったんです。
異動の時期になるたびにビクビクして、「来月から大分ね」と言われたら大分に行く。
あの落ち着かなさが本当に嫌でした。
自分の働き方を自分でコントロールしたい。その一心で起業しました。
会社員の時とは、使う筋肉が違う
起業や経営で使う能力って、会社員のときとはまったく別の筋肉なんです。
頭の使い方も、ものの見方も違う。
そしてこれは、才能というより回数で鍛えられる部分が大きいです。
たとえば「ウェブデザインができます」という方。
これまで制作だけをしてきたのに、独立した途端、自分で営業して、価格を交渉して、「私に頼んでください」とクロージングまでやることになる。
制作の筋肉とは別物です。
最初はうまくいかなくて当たり前。場数を踏んで育てていくものです。
仕組みづくりも同じですね。
SNSで継続的に発信して自分を知ってもらう、そこから問い合わせにつながる動線をつくる、問い合わせが来たらきちんと種まきをして、印象に残るプレゼンをして、クロージングへつなげる。
最初はどうしてもチグハグになります。私もそうでした。でも回数を重ねるうちに、不思議と揃ってくるんです。
だから私は、ビジネスの能力は筋トレと同じだと思っています。
最初は上がらなかったバーベルが、3か月後には上がっている。あの感覚と本当によく似ています。
会社が倒産しても大丈夫だった、ある方の話
わくらくの中でも、比較的スムーズに起業された方は、たいてい会社員時代から「売る練習」をされていました。
お勤めをしながら、副業でウェブデザインを始められた方がいます。
お客様とやり取りするなかで
最初に決めておくこと
これ、やったから分かることなんですよね。本で読んでも身につきません。
その方は、お勤め先が倒産して解雇という事態になられました。
普通なら大打撃です。
でもその方は、そのままスムーズに起業されました。
雇われている間に、筋トレを重ねておられたからです。
休むなら、やめるのではなく減らす
副業スタートの方は、正直しんどいです。
本業をこなしながら、副業も育てないといけない。
「今ちょっと会社が忙しいので、しばらくお休みします」と断念される方も少なくありません。
ここでも筋トレを思い出してほしいんです。
一度やめると、筋肉は落ちます。
そして1年後に再開しようとすると、元に戻すだけで余分なエネルギーが要る。
さらに怖いのは、その1年で人は確実に1歳年を取っているということ。
体力が落ちるのは想像しやすいですが、心も一度守りに入ると、そのまま固まってしまうことが多いんです。
だから、完全にやめるのではなく、細くてもつなげてほしい。
筋トレに相当する起業の準備を週2回できていたなら、週1回でも、2週に1回でもいい。
ペースは落としていいから、動かし続けていてほしいんです。
複数の収入源があるというだけで、気持ちが驚くほど落ち着きます。
自分らしい働き方も、そこから見えてきます。
ビジネスは筋トレです。今日の1回は小さくても、確実に積み上がっていますよ。



