制限があるから強くなる。現場で磨かれる力
2026/02/07製造業の中小企業経営者が集まる例会で、AIセミナーを担当しました。

正直に言うと、私はAIの飛び抜けた専門家ではありません。
最新技術を追いかけている研究者でもない。
それなのに、AIセミナーの講師依頼をいただいています。
その理由は
AIを「初めて触る人」「そもそも触ったことがない人」に向けて、わかりやすく伝えることができる。
その点を評価していただいているんです。
すごい人じゃなくても、必要とされる場所がある。
そしてそこが、今の私の活動の場所なんです。
会場は飲食店。プロジェクターもPCも使えない!
昨日の勉強会は、懇親会の前に行うスタイル。
会場はなんと飲食店でした。
普段の会議室セミナーと違って、
プロジェクターなし
パソコンも使えない
つまり「AIの画面」を見せられない
AIの使い方を説明するのに、画面が見せられないとは、なかなかの縛りです。
「どうしよう」と悩みました。
与えられた場所で、精一杯やる方法を探すしかありません。
制限があるからこそ、工夫が生まれる
今回やったのは、こんな工夫です。
- 配布資料に画面キャプチャを入れて、イメージが湧くようにする
- 具体的なプロンプト(指示文)を資料に載せて、そのまま使える形にする
- パソコンは無理でも、みなさんスマホは持っている → スマホで実演してもらう
- 私自身がテーブルを回りながら、画面を近くで見せて体感してもらう
マイクも無いし、ちょっと高めの声を響かせながら必死でした。
スマホで具体的な実践をしてもらったので、参加者の皆さんがどんどん前のめりになり
自社のキャッチコピーを考えたり、写真を加工したりしながら楽しんでくださいました。
特に画像加工はインパクトが強くて、場が一気に盛り上がりました。
「あ、これなら社内でもすぐ試せる」
そんな空気が生まれたのが嬉しかったです。


万全じゃない時こそ、仕事の質が問われる
セミナー講師にしても、他の仕事にしてもそう。
本当は万全の体制でできたら理想です。
でも実際は、
時間が足りない
人手が足りない
道具が揃わない
想定外の条件が出てくる
こんなこと、日常茶飯事です。
でも制限があるからこそ、アイデアが生まれる。
そしてその積み重ねが、「どんな状況でも対応できる力」=図太さになる。
完璧な環境を待っていたら、何も進まない
「今あるもので、どう価値を出すか」
それが経営者の仕事なんだと思います。
自分が与えられた場所で、自分ができることを精一杯やる。
それを繰り返していると、不思議と見えてくるものがあります。
それは、
自分が本当に伝えたいこと
自分が誰の役に立ちたいのか
という軸です。
条件が揃っていない時ほど、「何を一番届けたいのか」が浮き上がってきます。
昨日のセミナーも、道具がないことに悩みました。
でも、画面が見せられるかどうかよりも大事なのは、
「AIって難しくない」
「まずは触ってみよう」
という体験をしてもらうこと。
頼まれごとは試されごと。



