1. ブログ
  2. 同じものを売っているのに、選ばれるお店がある~お気に入りの百貨店はどこですか?
 

同じものを売っているのに、選ばれるお店がある~お気に入りの百貨店はどこですか?

2026/03/22

お気に入りの百貨店ってありますか?

 

関西だと、ブランド力でいえば阪急梅田店が筆頭でしょうか。

ミナミなら高島屋。でも私が一番好きなのは、大丸心斎橋店です。

あの「ごちゃっとした感じ」が好きなんですよね。

 

阪急はスカッとしすぎていて、床面積も広くて開放感がありすぎる。

オシャレすぎて、なぜか落ち着かない(笑)。

 

大丸心斎橋は古い建物だから天井も低めで、その中にいろいろなお店がコンパクトにぎゅっと詰まっている。

あの感じが、なんとも落ち着くんです。

通い慣れているから、というのもあるのでしょうが。


*大丸心斎橋店は今年300周年だそうです。

 

売っているものは同じなのに、なぜ「あのお店で買いたい」と思うのか

百貨店で私がよく買うものといえば化粧品。

でも化粧品ブランドって、どの百貨店にもほぼ同じものが入っていますよね。

 

実は私がよく行くブランドは、近鉄上本町にも入っています。

正直、混雑が少なくて待ち時間もない分、近鉄の方が便利なくらい。

大丸心斎橋はインバウンドのお客様も多くて、混んでいることもあります。

 

それでも、私は大丸心斎橋で買いたいんです。

 

逆に「近鉄の方が好き」という方もいらっしゃると思います。

阪急や阪神を選ぶ方の中には、電鉄系のブランドが好きだったり、沿線に住んでいてなじみがある、という理由の方もいるでしょう。

阪急なら宝塚も擁する「阪急グループ」への愛着、という方もいるかもしれません。

 

大丸心斎橋は、心斎橋というあの場所に、ずっとあり続けているという安心感と歴史感が、心斎橋界隈の人の心を掴んでいるのかなと感じています。

 

インフルエンサーMaikoさんが見せてくれた「百貨店別お客様の違い」

インスタグラムで眉の描き方や美容系の情報を発信されているMaikoさん。

元パフォーマーという経歴を持つ方で、発信がとにかく面白くて、Maikoさんの眉レッスン動画女性なら一度は見たことがあるのでは?という方です。

(実はMaikoさん、以前わくらくの会員さんでもありました!)

 

Maikoさんはかつて大手化粧品メーカーの美容部員として複数の百貨店を経験されていて、その知見から「百貨店別のお客様の特徴」をインスタで投稿されています。

 

阪急のお客様はおしゃれで都会的、北摂系の雰囲気

高島屋大阪店のお客様は上品で老舗感がある

GINZA SIXはシュッとしたスタイリッシュな方が多い

そして一番たっぷり時間を割いて紹介されていたのが、大丸心斎橋店。

 

豹柄の服にパーマをかけた、いかにも大阪のおばちゃんが登場して

「いやーあんたどうしたん!」

と話しかけてくるという描写がもう最高に面白くて(笑)。

でも「大丸心斎橋やったらこういう人、いそう!」って思わせるリアルさがある。


Maikoさんの百貨店擬人化リール ←ぜひ見て欲しい!関西の人なら「分かる~」と言ってしまう。

 

お客様がお店を作っているという視点

百貨店ごとに客層が違うのは、もちろん百貨店側のブランド戦略

「こういう人に来てほしい」

という空気感の演出があってこそ。

でもそれと同時に、お客様自身もそのお店を作っているんだと私は思うんです。

 

百貨店で買うものって、ちょっとした贅沢品が多い。

だからこそ、「自分が安心できる場所」「落ち着ける場所」で買いたいという気持ちが強くなる。

 

そして一度「ここが私のお気に入り」と決まったお客様は、なかなか他のお店には浮気しにくい。

それはブランドへの忠誠心というよりも、そのお店が自分の一部になっているからなのかもしれません。


私のとって、大丸心斎橋店はホームなんですよ(笑)

 

創業300年、大丸が大切にしてきた言葉

今回、大丸心斎橋300周年を記念した小冊子を手に入れて読んでいたのですが、その中にとても印象的な言葉がありました。

 

先義後利(せんぎこうり)

 

大丸の創業は1717年、京都・伏見での呉服屋から始まりました。

創業者が大切にしたこの言葉は、

「義を先にして利を後にするものは栄える」

という考え方。

お客様や社会への貢献を最優先にすることで、利益は後からついてくる——という精神です。

 

1726年に心斎橋に移り、間口わずか一間の呉服屋として始まったお店が、300年後の今も心斎橋のシンボルであり続けている。

その建物はウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計のクラシカルなレンガ造りで、2019年のリニューアルも「歴史ある建物を活かす」という姿勢を守り続けています。

 

歴史を感じさせながら、新しいことを取り入れる。 

これが大丸心斎橋の揺るがない魅力なのかなと、改めて感じました。

祖業である一間間口の呉服屋をイメージしたディスプレイ。

 

「選ばれるお店」には、マーケティングのヒントが詰まっている

「なぜ私はこのお店が好きなんだろう?」

と言語化してみると、そこにはそのお店のマーケティング戦略がきちんと機能していることがわかります。

 

安心感や落ち着きを感じるのは、空間設計や雰囲気づくりが自分に合っているから

通い慣れているのは、リピートしたくなる体験が積み重なっているから

混んでいても行きたいのは、それ以上の価値をそこに感じているから

これは百貨店に限らず、私たちの事業にも同じことが言えますよね。

 

同じサービス・同じ商品でも、選ばれるかどうかはブランドの空気感と顧客体験で決まる。

お客様に「ここが私の居場所」と感じてもらえるような場を作れているか、ぜひ自分のビジネスに置き換えて考えてみると良いですね。

 

自分をご機嫌にするアイテムを持つことの大切さ

最後に少しだけ個人的な話を。

この連休、大丸心斎橋に行って、新しいリップとアイライナーを買いました。

 

リップって、買うとテンション上がりませんか?

毎日使うものだし、インスタライブなど顔が映る場面も多い私にとって、お気に入りの色のリップは

「自分をご機嫌にしてくれるアイテム」

のひとつ。

 

仕事を頑張るには自分へのご褒美が大切。

そしてそれを、自分が一番落ち着けるお気に入りの場所で手に入れる。

格安ショップで購入するんじゃダメなんです。

そんな小さな幸せの積み重ねが、仕事のエネルギーになります。

 

あなたのお気に入りの百貨店はどこですか?
そして、なぜそこが好きなのか、ぜひ一度言語化してみてください。
そこに、あなた自身のビジネスに活かせるマーケティングのヒントが隠れているかもしれません。