年会費は5000円ほど。毎年お正月にはお札が届き、誕生日にはお守りが届きます。
そして3月と9月には、崇敬会会員のために大祭が開催されます。

崇敬会大祭では、会員は神様へのお願い事や、感謝の気持ちを綴ったお手紙をお納めします。
大祭の儀式では、ご祈祷があったり、神楽が奉納されたり。
みんなで支える、みんなで守る—循環の中で
崇敬会が会員が自主的に動く、ボランティアで成り立っているといます。
バザーでは、会員さんが家の中で眠っていた食器や毛布、小物などを500円、1000円で販売し、その売上が神社への寄付になります。
大手企業の協力も多いです。
大神神社は「お商売の神様」「資金繰りの神様」とも呼ばれているため、多くの企業が参拝に訪れます。
その企業が商品を寄付し、福袋として会員に還元されています。
私がこの日購入した福袋には、お酒一升瓶、インスタントうどん、丸福コーヒーの抹茶ラテが入っていました。


神社がある。企業が支える。会員がボランティアで守る。その神社がみんなの拠り所になる。

大祭では、三輪そうめん組合の方がにゅう麺、柿の葉寿司、御神酒を振舞って下さいます。
江戸の商人たちが目指したもの
歴史小説家の髙田郁さんの著作『銀二貫』に、こんな一節があります。
江戸時代の商人たちにとって、利益を上げて、それを神社に「寄進する」ことが一つの目標だったのです。
商いをして、得た結果を神様に納める。その営みを通じて、自分たちは何かに守られている。
髙田さんの小説には、そうした関西の商人精神が色濃く描かれています。
経営者は神様を身近に感じている
事業をしていると、不思議な瞬間を経験することがあります。
自分で精一杯やった。決断も覚悟も決めた。
そして、最後の最後で「何かに助けられた」と感じる瞬間です。
会社勤めと経営者の違いはここにあると思います。
会社員は決められた枠の中で働く。
経営者は自分で道を切り拓く。だ
からこそ、自分がやった分、その結果も全て引き受ける覚悟がある。
そういう覚悟で進んでいると、ある日「人事を尽くして天命を待つ」という心境に至ります。
自分で選び取っているからこそ、運が舞い込んできた時に、神様が助けてくださったと感じるんです。

神様の前では、誰もが素直になれます。
自分が素直になって振り返ることができる場所。
事業を安定させることが、恩返しになる
事業を伸ばしている人は、みなさん「感謝」を形にされています。
神社への寄進、地域への恩返し。
それが会社の未来を長期的に描くことに繋がるのでしょうね。